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奴隷倶楽部
【学園物 官能小説】

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本当の由美子-1

生徒会の仕事を引き継いでしまった由美子は、少し物足りない日々をここ数日送っていた
同じ立場の会長だが、会社の準備で忙しいようだし、由紀も副会長となって色々と覚えなければ
いけない事が増え大変そうだ、由美子が助けてやる事なら出来るが覚えることは本人の事で
由美子にはどうにもできない、デスクに何もせずに座って由紀の仕事を眺めていても仕方がない
少し学院内を見て回る事にした、以前もそうやって回った時に普段見えなかったものが色々と
見えて勉強になった由美子は「ちょっと出かけてきます」そう言って生徒会室を出た

由美子は歩きながらまずは、オフィスの建築現場を観て見ることにした本校舎と部活棟の
間にある広いスペースに建つんだと工事関係者が忙しく動いてるのを見ていた基礎の段階だが、
これが4階建てとなると大きな建物になるなぁと本校舎を見てイメージしていた
あの広い中庭で練習していた応援団は何処で練習するのだろう?自習練習していた演劇部は?
由美子はそんな余計な心配をしてしまった(笑)広い学院内だいくらでもスペースはあるのだが
自分達の都合で練習場所を取り上げてしまった悪い事をしたと少し罪悪感を覚えた

由美子はそう思いながら、部活棟を覗いて見た流石に運動部が入る1階〜2階は活気がある
優秀な成績を収める部活が多くそこに居るだけで体の中の血が騒ぐ力強さを感じる

3階は文化・芸術系の部室だが、静かさの中に凛とした緊張感が張り詰めたやはり居ると
姿勢を正したくなる、挨拶をして通り過ぎる後輩たちがみな姿勢が良いからだろうか(笑)

由美子は、部活棟を歩いただけで、元気とやる気を貰ったような感じがした

部室棟を出た所で、「由美子さんッ何か部室棟にご用でしたか?」
次朗と早智子に声を掛けられた

二人とは生徒会室で良く顔は合わせるが、由紀の手足となって行動する部下だ、直接の指示や
個人的な話はあまりしない、少し学院内を見て回っているだけだと話した、二人も特別な
指示がないので、歩いて回っていると言っていた、由美子は二人と歩いて話しするのも良いと
思い二人に着いて歩き周る事にした。

二人は由紀に似て話好きだッ、次朗は何を見ても何を言ってもそれが、簡単で便利な物へ
作り変えられないかと言う事に考えが落ち着く、物創りのヒントを探している様だ(笑)、
早智子は人間観察を得意としているようで、興味を持った人間をじっくりと見て次の行動を
当ててみたり、心情を読んでこう思っている考えていると的確に指摘した。

由美子は、二人に互いをどんな人間か質問してみた、次朗は早智子の観察力を機械で
作れたら便利だと言った、早智子は次朗を理系の数字配列バカに見えるが、人間味のある
優しい人だと言う、お互いを認めている様だ

由美子は二人に、私と言う人間がどう見えているのか、素直な感想を聞いてみたいと言った
次朗は、的確な指示を判りやすく出す人だと思った、その為の準備を入念にしているのだろう
機械で作り上げるには難しい存在だと言った

早智子は、凄く慎重で自分の失敗を小さな事も許せない、自分に厳しい人だと言った
ただ、他人には自分を犠牲にしてもベストを尽くすM気質が出ていると言った

由美子は二人の評価が、自分の目指してきた事、考えを全てを言い当てられて、
少し気恥ずかしく思った(笑)

「そうなのぅ、あなた達の言う通り、私は凄くない、只の臆病者なのよッ」
「違いますよッ、言う事や思う事はダレでも出来るんです」
「そうです、それを実際、地道にやって準備して実行するから凄いんです」
「そんな風に言われると嬉しいわ(笑)」
「由紀さまも言っていた通り、由美子さんは自己評価が凄く低い人ですね」
「他人の評価に惑わされない、自分に本当に厳しい人ですね(笑)」

由美子は二人にそう言われて、凄く嬉しかったが、二人が仕事しやすい環境を作り
サポートしてやらないとダメだと思っていた。

「あぁぁ〜ぁぁッ二人は由美子さまと仲良くお話ししているぅぅぅズルいぃぃ」
甘え声のルミが寅吉と2人で由美子達を見つけてやって来た

「あなた達はどうしてここに?」
「ルミに情報が入りましたッ 由美子さまが学院内を歩いて視察しているとッ(笑)」
「本当に何でも情報が入って知っているわねぇ〜ルミはッ(笑)」
「由美子さまの僕ですからねぇ〜ぇ寅ちゃん(笑)」
「寅吉も一緒なのは珍しいわね(笑)」
「私も由美子さまと同じで今は、特別な仕事もないので暇です(笑)」
「9月からは同じ部屋に机を並べるメンバーが集まった訳だッ(笑)」
「そうですねッみんなでランチに行きますかぁ〜(笑)由美子さまぁ〜ぁ」
「みんなが揃うのは中々ないから良いわね(笑)行きましょうかッ」

由美子は、自然に集まった実働メンバーに嬉しく思った、仕事を抜きにして由美子のもとに
来てくれたみんなを可愛く思った

「由美子さま、こんな事は滅多に無いですからねぇ〜ぇ会席弁当お願いしますよぅ〜ぅ(笑)」
「ルミはそれが目的なのねぇ〜ぇッ(笑)」
「あぁぁ〜ぁぁ違いますょ〜ょぅぅ(笑)」


みんなは笑いながらカフェに歩いて向かった


   ・・・学院内中庭 午前11時半・・・


 


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