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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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解き放たれた抑圧-6

「してほしいこともしてもらえないなんて……。
 わたしだったら…。ストレスがたまる一方だわ。気が狂うかもしれない。」
「ええ。わたしもおんなじよ。。
 たまにはバックから荒々しく突かれたい。
 たまにはしっとりと正常位で抱きしめられながらいきたい。
 その時の気分でいろいろだもの。」

「でも真奈美にはそれができなかった…。
 いつも一方的に騎乗位で腰を動かしていたということなのね。」」
「そうなの。だから、時々、真奈美ちゃんのストレスを解消するために、
 紗理奈が真奈美ちゃんを…。」
「レズ?真奈美、レズも経験させてもらってたの?」
「驚かない、の?」
「もう驚きすぎたから。」

「そう。じゃあ、時には敏明の父親も、相手をしていた、と言ったら?」
「そうね。今だからありがたいわって言えるけど。
 もっと前に知っていたら、お宅のご主人を殺してたかもね。」
「そうよね。それが母親よね。ああ、でも、よかったわ。隠しておいて。」


「なかなか言えるものじゃないものね。
 じゃあ、麗子さんも相手、してくれたの?」
「わたしは時々。ほとんどは紗理奈が中心だったわ。
 真奈美ちゃんの精神状態を把握して、
 テクニックを教えたりインターバルをとったり、相手を選んだり。」
「じゃあ、それなりに真奈美も絶頂を得ることはできたのね?」
「ええ。でも、真奈美ちゃんはいっつも言ってたわ。
 とし君にぎゅっとされながらのセックスがしたいって。
「とし君のぎゅ、かぁ。どんなものなのかしら。」

「真奈美ちゃんのストレスがたまりすぎた時には、
 紗理奈が自分の男友達を呼んだこともあったの。
 優しさの塊みたいな男の子。
 でも、その子じゃ真奈美ちゃんを癒してあげることはできなかった。
 征爾が、あ、夫が途中から変わったわ。
 征爾のテクニックで真奈美ちゃんはそれまでに味わうことのできなかった、
 最高の絶頂を味わうことができた。
 それでも、とし君のぎゅ、には及ばなかったみたい。」

「だから、あんなに幸せそうなのね。あの二人。」
香澄は改めて視線をベッドの上のふたりに移した。

「ねえ、いつも一方的な、っていうことは、
 真奈美は敏明君からの愛撫を受けることもなかったの?」
「ええ。真奈美ちゃんはいつもフェラをしながら自分で刺激していたわ。」

「なんか、可哀そうになってきちゃった。
 知っていれば何とかしてあげられたかもしれないのに。」
「ごめんなさいね。つらい思いもさせてきたと思うわ。」

「ええ。でも、きっと真奈美は、自分からはなかなか言わなかったと思うわ。
 普段から、と言うよりも小さいころから自分のことは我慢してしまう方だった。
 自分のことよりも人のことを優先しちゃうなんて、
 わたしの子どもとは思えないくらい。」

「あら、香澄さん似じゃないの?」
「わたしは男に尽くすというよりも、男から尽くされたいタイプ。
 ううん。尽くされたいというよりも、犯されたい、かな。」
「あら、ずいぶん大胆な発言ね。」
「誰かに見られたい。誰かに犯されてるところを誰かに見られたい。
 そんな時期があったのよ。」


「ご主人は知っているの?香澄さんの…そういう面を。」
「ええ。知っていて協力してくれたこともあったけれど、
 だんだんわたしの方がエスカレートしてしまって。
 歯止めが利かなくなっちゃったの。」
「そう。意外ね。」

「もともとは主人とのセックスを真奈美に覗かれたことがきっかけなの。」
「真奈美ちゃんに?」
「ええ。真奈美がたしか小2の頃よ。」
「小2?ずいぶん早いのね。」
「それも背面立ちバック。」
「背面、立ちバック?おしっこポーズ?」
「そうなの。わたし、真奈美に見られてるって思ったら、
 今までにないくらいに感じちゃって。それが病みつきになっていったの。」
「じゃあ、真奈美ちゃんに覗かれるようにするようになったの?」


「ううん。さすがに自分の娘にそんなところをそう何度も見せるわけにはかないでしょ。
 だから主人に頼んで公園とか車の中とか。
 人目につくような場所でのセックスを求めるようになったの。」
「でも、その気持ち、わたしにもわかるわ。
 誰かに見られている刺激。
 ねえ、香澄さん。服、邪魔でしょ?
 それに、直接的な刺激が欲しくなってきたんじゃない?」

麗子が香澄の肩に手をかけた。
麗子に促された香澄は素直に立ち上がり、ドレスのファスナーに手をかけた。
麗子がいきなり香澄の唇をふさいだ。
「正直に話してくれたお礼よ。」
「じゃあ、わたしは、こんなわたしを受け止めてくれたお礼。」
そう言って香澄は麗子の唇を強く吸った。
香澄と麗子はしばらくキスを繰り返しながら、互いのドレスを脱がし始めた。

香澄の視線の片隅では、敏明が真奈美の身体の上に乗り、腰を動かし始めていた。


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