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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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香澄 新しい世界の幕開け-1

「香澄は、経験はないの?」
「レズ?ないわ。今から麗子が教えてくれるんでしょ?」
「うちには娘が2人もいるの。紗理奈と美奈子。
紗理奈は今頃あなたのご主人を誘惑してるだろうから呼べないけれど、
美奈子だったらすぐに来るわよ。」
「いきなり3人?」
「それとも真奈美ちゃんのところへ行く?それでもいいえわ。」
「いえ、真奈美にはもう少し、ううん、
 たっぷりと敏明君と抱き付く時間を取ってあげたいわ。」
「あら、でも、そのうちに始めちゃうかもしれないわよ、あの二人。
 言ってみれば5年間の禁欲生活を強いられていたんだから。」
「そうね。それならそれで、見られる喜びを覚えてしまって、
 わたしみたいに露出狂な娘になっても困るから、
 ここからこっそりと見せてもらうわ。」

視線を自分の娘へと向けた霞を見て、麗子は当たり前のように言った。
「ねえ。下着も脱いで。どうせパーティーには必要のないものだから。」
「そのパーティーには全裸で?」
「大丈夫。ちゃんと素敵な衣装を用意してあるわ。たぶん香澄にぴったりのね。」
香澄は何のためらいもなく、
もうほとんど下着としての用をなさないほどにぐっしょりと濡れた布を脱ぎ捨てた。

「それからパーティーが始まったら恥じらいは不要よ。
 今のうちから少しずつ慣れていって。香澄もご主人の目の前で敏明に抱かれるの。」

「わたし、主人の目の前で他人に抱かれたことは何回かあるのよ。」
香澄のあまりにもあっさりとしたいい方に、逆に麗子が驚いた。
「そうなの?意外だわ。香澄がそこまでやってたなんて。」

「でも敏明君に抱かれるのは、真奈美に悪いわ。」
夫の前でほかの男に抱かれることにはほとんど抵抗のない香澄に、
麗子はある種の尊敬と憧れを覚えた。
「香澄。その、真奈美ちゃんに悪いなあって思うようなことを、
 してみたいって思ったことはないの?」
香澄の気持ちを試すように、麗子が悪戯っぽく言った。

「真奈美に悪いと思うようなことを?真奈美が泣くようなことはしたくはないわ。」
「そうかしら。真奈美ちゃん、泣いたりするかしら。」
「なんでそう思うの?」
「だって、真奈美ちゃんって、自分だけがいい思いをしようなんて思っていなくって、
 周りの人みんなが幸せになることを心から願うタイプよ。
 自分がいいと思ったものは誰にでも伝えちゃいたくなる。
 それがセックスの相手だったとしても、
 真奈美ちゃんは独占したりはしないと思うの。」
「つまり、敏明君という素晴らしいセックスのパートナーを、
 みんなにも味わって欲しいと思うっていうこと?」

麗子は当たり前のように香澄の素肌を撫ぜながら時々そっとキスをした。
香澄も麗子の質問に答えながら自然にキスを返した。

「う〜ん。共有したいって思うんじゃないかしら。
 特に、その相手が自分の母親だったら、余計そう思うような気がするわ。
 わたしがあんなに感じたんだから、お母さんにもいい気持になって欲しい。
 とし君を味わってほしい、ってね。」
「共有、ね。わたしには今一つ理解できないの。わたしって独占欲が強いのかしら。」
「ううん。香澄だけがそうだってことじゃないと思うわ。
 人間、誰でも独占欲は強いのよ。真奈美ちゃんが特別なのよ。
 あの子は博愛主義よ。ご両親の育て方だと思うわ。」

香澄は自分たち夫婦が思わぬところで褒められたことに意外そうな顔をして言った。
「真奈美が博愛主義?でも、その両親は博愛どころか利己主義で独占欲の塊よ。」

麗子は改めて香澄の顔を正面から見て真剣なまなざしで言った。
「そうかしら。
 敏明の治療のために、詳しいことは一切聞かないまま、
 真奈美ちゃんを5年もの間、我が家に通わせてくれた。
 そんな家族が独占欲の塊だなんて、わたしは思わないわ。」
「麗子。あなた、優しいのね。ねえ、麗子のこと、抱きしめてもいいかしら。」
「やっと言ってくれたのね。
 いつ、香澄がそんな気持ちになってくれるかずっと待っていたの。
 ほんと、待ち遠しかったわ。」
「だって、こんな状況、すぐに理解して受け入れろって言われても、
 それは簡単じゃないわ。」

「じゃあ、旦那さんも簡単には受け入れられない?」
「そうね。でも、うちの人はわたし以上に我慢してきたと思うから、
 わたし以上にストレスを抱えていると思うの。
 わたしの方から誘って、その気にさせておいて、
 そのまま突然に放置したみたいなものだから。
 だから、一度そのストッパーが外れたら、あっさりと受け入れると思うわ。」
「なんだ。結局似たもの夫婦なのね。」
「麗子のところも同じでしょ?
 今頃、言葉巧みにうちの人をその気にさせて、紗理奈さんに迫らせているとか。」

「そこまでわかっているのなら、もう難しい話は無し。
 思いのまま、欲望のままに行動して。
 今日は、そのための1日よ。
 敏明にとっても再スタートの日だけれど、
 香澄たちご夫婦にとっても新しいスタートの日になると思うの。
 その一歩として、ぜひ、敏明のペニスを試してみて。
 治療の効果が本当に出ているのか、
 真奈美ちゃん以外の女性の愛撫でもきちんと勃起するのか、
 真奈美ちゃん以外の女性とのセックスでもちゃんといくことができるのか。
 香澄に確かめて欲しいの。」


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