少女Sの抵抗-2
埃とカビと体臭の入り混じった女子捕虜の雑居房から聞こえる悲鳴と罵声と怒声、
「いいかお前らは、はぁはぁ、スーザニア人の子供を生むんだ、くっキツイ、んんんっ」
「ひぃーーーーーーーーーー、ひぐ、ふぎぃううううう、はひぃ、はひぃ、あ。あ、あ、あ、あぁぁ〜〜〜〜〜、うひぃぃぃぃぃぃぃ、あはっあはははははっ、あはははー」
精神的に逃げ場がなくなると、自分を消すように頭がおかしくなったみたく笑い出すらしい、それとも兵隊に与えられた麻薬を女に与えているのか、困った奴だな、あれは女をレイプすることができないヘタレのタガを外す為のシロモノで女共に投与するものじゃないはずなのに、まあセレニナ女がどうなろうが僕の知ったことではないが、
「お盛んだなフィリップ」
「日本製のカクセイザイっていうの、これスゴイな、性器から血が滲んでも女が離さないのよ」
「あっ、あ、あ、あん、肌を離さないでぇ、あん、もっともっとぉぉぉ〜〜!」
誰から見られようが恥ずかしいとすら思えないほどの薬の力だ、狂っている、レイプされているというのに快感を感じるとはなんという恥知らずの女なのだろうか、薬のせいとは言えども性根の腐ったクズ人間に違いない、これだからセレニナ人というのはレイプされようが殺されようが仕方が無いのである。
「ふーんそうなのか」
セックスの楽しさを教えるためにはソフィーを薬漬けにすることもありなんじゃないかと想像をふくらましながら、養父としてはその一線を越えるより、ハンスに逆らった娘に罰を与えてあげなくてはいけないのだ。
「従軍前は彫り師をしていたそうじゃないか」
「ああ? いまそんなこと、はぁはぁ、どうだってハァァァ、いいよ、めんどくさい仕事のこととか、やっべぇ気持ちイイ、いきそう」
「女の局部に彫ったことはあるのか?」
そう尋ねたとき、戦友フィリップの動きが止まり、邪悪な笑いをたたえ、
「マジかよ! 興奮してきた! やっべぇ、出る、イッちまう! そんな女とやってみてえ、見てみてぇ! ううううううぅぅぅ〜〜〜〜!!!いく、いく、いつもよりでるうぅぅぅ!」
「ああ! 嫌、出されちゃう、妊娠しちゃう! 異民族の子を生まされちゃう! 最低! あたしって最低! だからもっと犯して、して! してぇぇぇぇぇ〜〜〜! 中に出してぇ、嫌、嫌! 嫌ああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!! キモチイイよぉ、こんなの嘘なのに、嘘のキモチなのにぃ! たまらなぃぃぃ〜〜 いっちゃう、いっちゃう! ひっひぃぃぃいいいい〜〜〜 ひぎっひぐぅひぎぃぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
レイプされていることがわかっているのに、最低と意識しながら快感を貪るとは本当に淫乱な女だった、薬の力で快感を何倍にも感じているとはいえ、やはり犯されて当然の民族なのだろう、これは正義の行いなのだ。
そうしてたっぷり出した後も、男を離そうとせず、口づけをしながら舌で体液の交換をしあう戦友にちょっと引いてしまうハンスだ、羨ましいと思いつつも、しょせんは薬の力なのだから……