麻夜-2
「私を放ったらかして…いっぱいオナニーさせて…浜野くんって…意地悪…」
悩ましげな表情を浮かべながらゆっくりと胸を揉み回す麻夜は、左手でスカートの上から股間に押し当てる。
「この1週間で、私、オナニー、物凄く巧くなっちゃったョ…。」
腰を引き気味にして悶え始める麻夜。
「本当だ…。妙にエロい…。」
ペニスがグンッと頭を上げる。
「浜野くんが他の子と楽しんでるのを想像してヤキモチ焼きながらオナニーしてたんだよ…？」
「そうなんだ…。」
「若くて可愛いだけの子には負ける気がしなかった。けど、どうしても南雲麗華さんって人だけは気になってた…」
「確かに群を抜いて美人だったけど、でもセックスは若い子以下だったし、麻夜の足元にも及ばなかったよ？」
「でも話聞いてると、一番ハマってたみたいじゃん…。彼女を調教してるのを話してた時の浜野くん、テンション高かったし…」
「そうかなぁ…」
「うん。間違いないよ…。男の人って女を虐めるのが好きだもんね…。女を自分に従順な奴隷になる姿がたまらないんでしょ…？だから私、南雲麗華さん以上の奴隷になるって決めたの。私を南雲麗華以上に虐めて、調教して、最高の奴隷にして欲しいの…。」
意外な事を口にする麻夜に戸惑う浜野。
「い、いや…、麻夜に鞭打ったり顔を踏んだりなんて出来ないよ…」
「でも南雲麗華さんにはしたんでしょ？」
「ま、まぁ…」
「私、嫌なの…。私以外の女には出来て私にはしてくれない事があるのは…。南雲麗華さんにした事以上の事をしてくれなきゃ、私…、嫌
…。」
「そ、それは彼女には愛がないから出来る事で、心から愛してる麻夜に暴力を振るうとか…出来ないよ…」
思わず巣に戻ってしまった浜野だが、麻夜は全く聞く耳を持たなかった。
「私にとっては鞭で体を痛めつけられるのも顔を踏まれるのも浜野くんからの愛なの。そう思えるほど、私は浜野くんの事を愛してるの。浜野くんが南雲麗華さんの顔を10秒踏んだなら、私には20秒踏んでくれなきゃ気が済まないの…。南雲麗華さんを罵った分の倍は罵ってくれなきゃ気が済まないの。たくさん罵って貰っても、最後はいかに私が浜野くんの事だけを愛してるのか証明したいの。私以上に浜野くんの従順な奴隷は他にいないんだって、浜野くんに知って貰えれば、私は腕が折れても足が折れても構わない…。最後に抱きしめてキスしてくれれば私は幸せだから…。」
そう訴えながらオナニーは激しさを増し、最後にはスカートを捲りパンティの中に手を入れ性器を自撫していた。
麻夜のあまりにも過激な言葉に浜野は思う。
（フェロモン成分漬けにし過ぎたかなぁ…。1週間嗅がせなくても全く効果が薄れないなぁ。恭子が言ってた通り、もう麻夜は一生俺のものなのかも知れないな…。）
もう何をしても麻夜は自分を愛し続けるんだと思った瞬間に麗華を虐めた時の、歯を食いしばるような興奮が蘇った。
（麻夜を…調教してみるかな…。）
今まで嫌われたりするんじゃないかと言った不安があった為、麻夜には暴力的な事はしなかった。しかし麻夜を虐めてみたい…、心の奥底にしまってあった願望が鍵を開け出てきてしまった浜野であった。