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「親友の妻」
【熟女/人妻 官能小説】

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H媚薬の威力(2)-1

クレオパトラ。恐ろしい媚薬だ。
それ以後毎日のように恵美さんは久志にまたがった。
明るい照明に全裸を晒しながらさかりのついた牝猫そのものだ。
普段の恵美さんを知っている僕には信じられない光景だ。
そしてその三日後には69の体位でしゃぶりついたのだ。
相手が夫とは言え女の秘部を男の顔面にさらしたのだ。
特に今は健太郎を嫌い冷酷な女になりきっている恵美さんとは程遠い女だ。
そんなクールで清楚な女を狂わせる錠剤を手に入れたことになる。
久志がこの錠剤によって後背位、騎乗位、そして69の体位まで手に入れたのだ。
それも煌々とした灯かりの中での行為であり完璧な盗撮映像の出来上がりだ。
久志のようにこれを自分の妻に試したい。
色んな体位を楽しみ麻沙美の歓喜の表情を盗撮したい。
その思いは日ごとに強くなる。
しかしバレたときの恐怖心がそれにブレーキを掛ける。
麻沙美の性格なら夫を軽蔑し間違いなく離婚だ。


一カ月後の「忘備録(恵美)」にこんな記載を見つけた。
クレオパトラの混入がばれた時だ。
「そうよね。おかしいと思ったわ。体がほてって熱くなるの。
そして全身が敏感になるのよ。
ちょっと触れられたり軽いキスでも燃え上がっちゃうの。
あなたに開発されて体質が変わったのだ思っていたわ。」
違和感を感じながらも薬だとは気づかなかったようだ。
怒るどころかその後は入浴前に二人で錠剤を飲むのがルーティンになっている。
「私を喜ばすためにしたことよね。」その一言で済んでしまったのだ。
久志もさすがに撮影の事は話せないでいる。
そうだ。撮影しないで錠剤を飲ませるだけなら何の問題もないのだ。


万一飲み物の味が変わって見つかっても「麻沙美を喜ばすためだ。」と言えばいい。
冷蔵庫を開けた。
麻沙美がいつも風呂上りに飲む炭酸水がボトルの中に丁度1回分が残っている。
クレオパトラを掘り込みボトルをシェイクした。
一瞬にして液はオレンジ色に濁った。
「これは駄目だ。バレてしまう。」と思ったが少しづつ液は透明になっていく。
ベッドに寝転び麻美を待った。
目はテレビに向いているが見ていない。
この後の展開をあれこれ夢想して心臓は早鐘を打っている。
最悪のシナリオも頭の片隅にはある。
ガチャ浴室のドアーが開いた。
冷蔵庫の開く音、キッチンの椅子を引く音、しばらくして寝室に入る音、ドライヤーの音。
もうすぐ麻沙美がこの部屋に来る。聞き耳に神経が集中しているが心臓の音が邪魔をする。
久志の「忘備録(恵美)」には効き始めるのは30分後と記載されている。
麻沙美と抱き合った時点で20分が経過していた。
しばらくテレビを見ようかとも思ったがいつもと違う行動はタブーだと思いすぐに全裸に剥いた。
麻沙美の狂乱を思い恐ろしい程の勃起だ。
いつものように全裸で抱き合いディープキスから始める。
そして唇はいつもより遅いスピードで首筋から乳房に向かう。
時間稼ぎに耳裏に寄り道し丹念に舐め上げる。
麻沙美の息遣いが激しくなり始めたところで掛布団を蹴ってベッド下へ落す。
「いやっ」恥ずかしかったが健太郎の人生最高の怒張を握らせ黙らせる。
舌が乳房のすそ野からゆっくりと頂上へ向かう。
ハァハァという呼吸音が鼻にかかり始めハンッハンッと聞こえる。
舌は乳首には触れずその周りを旋回する。
そして再びすそ野から這い上がる途中でそれは起こった。
ガバッと夫の頭を抱いた妻が夫の唇を乳首へ導いたのだ。
妻が自ら快感を求める行動をとったのは初めてだった。
我慢できないほどの欲情が麻沙美を突き上げているのが分かる。
(よし。クレオパトラが効いている。)


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