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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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処女-3

(24、5歳ってとこか。若いな。日焼けか…、サーファーか?まぁモテそうだからどこまでピンクモアールに興味があるかだな。)
何もしなくても勝手に男が寄って来る女にはピンクモアールは必要ないのかも知れない。しかし見たところ、仕事は真面目にやってそうだ。商魂さえあれば飛びついて来るだろう。最悪フェロモン成分で片付ければいい。まずはこのシーブリーズに美琴からピンクモアールを採用させる事が大事だ。浜野はあまり出しゃばらないよう気をつける。

「それでどうしたの?今日は急に。」
さっき電話したばかりだ。美琴は商談したい時はたいてい1週間前に電話をしてアポを取っている。そんな美琴が急遽アポを取って来た事を不思議に思う優子であった。
「き、急にすみません…。あ、あの…」
美琴は不安げに浜野の事を見る。大丈夫、そんな意味合いを込めて浜野は頷いた。美琴は一度深呼吸をして落ち着く。
「店長、すみません。急に…。実は是非ご紹介したいものがあって…」
「え?何ぁに?新作??」
そんか優子の前に浜野はピンクモアールを机の上に出した。
「え…!?こ、これって…本物ですか!?」
優子は目を疑った。以前から仕入れたいと思い美琴に何度も電話したが、販売エリアがまだ限られており全く手に入れられずにいたピンクモアールが、今目の前にあるのだ。目を丸くして呆然としていた。

「こ、今回、この浜野さんのおかげで福岡支社に数量限定ではありますが仕入れる事ができるようになりました。納品は約1ヶ月後ですが、 私に割り当てられた300個のうち、いつもお世話になっている店長のところにご要望の数だけ納品させていただこうと思ってます。」
「え?本当!?本当にいいの!?」
「はい!」
「じゃあ全部!!」
「え?ぜ、全部買っていただけるんですか!?」
「うん!だってすぐ売れちゃうよ!幻のピンクモアールだもん!ねぇ、いーい!?」
「あ、はい!ありがとうございます!」
いつも10個売るのにも苦労している自分があっと言う間に一気に300個も契約出来た事が物凄く嬉しかった。美琴は後先考えずに喜びを噛み締めていた。そんな美琴を穏やかな表情で見つめていた。

「今、限定販売との事でピンクモアールを買うにはポイントカードを作っていただき、1日1人1個までに限定させていただいております。その事には同意頂けますか?」
「はい!勿論です!」
「ありがとうございます。では売買契約書を。美琴ちゃん?」
「はい!宜しくお願いします!」
「うん♪」
優子はルンルン気分でサッと名前を書き優子に渡した。
「ありがとうございます!」
美琴にとっては過去最大の大きな契約に、入社以来初めて仕事が楽しい、そう思えたのであった。


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