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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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処女-2

事務所を出て表通りに出る2人。先を行くのが昨日初めて福岡に来た浜野だと言うところが美琴のダメなところかも知れない。浜野は昨日彩香に来るまで送ってもらい駅までの行き方は何となく分かっていた。2人はまるで会社の上司と部下のようだ。琴乃は浜野の後ろを早足気味に追いかけている。

「歩くの速かったかな?」
「い、いえ…」
「横に来て?」
「はい。すみません…」
浜野は横に並んだ美琴の歩く速さに合わせる。
「仕事、楽しい?」
浜野はふと聞いてみた。
「え…、あ、はい…」
「フフッ。嘘が下手だね!」
「あ、いや…その…すみません…」
「ハハハ、謝る事ないよ。入って2ヶ月?」
「はい。まだ慣れなくて…。それに私、要領悪いし…」
「そんなもんだよ。美琴ちゃんだけが苦しい思いしてる訳じゃない。本社にもいっぱいいるよ。でも頑張って一年続けてみて、その間に何かきっかけを見つけた子はみんな楽しそうに仕事をするようになるよ?美琴ちゃんにとってそのきっかけが今日だよ。俺に任せて。仕事を楽しく感じられるようにしてあげるから。」
「は、はぁ…」
いまいちピンと来ない美琴に浜野は言った。
「近くに人気の服屋ある?」
「服、ですか?」
「うん。」
「それなら同じ駅ビルの中にリオーネって言う店があります。」
「じゃあそこ行こう。」
2人は商談前にそのリオーネに行った。店に入るなり浜野服を選び始めた。
「うん。このこのピンクのニットと白のスカートがいいかな。美琴ちゃんのサイズは?」
「えっと…これですかね…」
自分に合ったサイズのニットシャツと白のミニスカートを手にする。
「店員さん、さっそく着替えてそのまま帰るので精算さます。」
「えっ…!?」
まさか自分が着せられるとは思ってもいなかった美琴。特に膝上10センチのミニスカートなど恥ずかしくて無理だと思った。しかし浜野に強引に着替えさせられドレッシングルームから出てきた。美琴は大抵パンツか長いスカートしか履かないのでストッキングなど履いていなかった。思い切り生脚だ。あまりに恥ずかしくてフトモモを手で隠す。

「うん!似合ってるよ。じゃあ行こうか。」
「この格好でですか…!?」
「ああ。」
浜野は戸惑う美琴など御構い無しに商談先に向かって歩き始めた。
「ちょっと待っ…」
おいて行かれてしまう為、恥ずかしさを感じながらも浜野の事を慌てて追いかけた。
(恥ずかしいよぅ…)
すれ違う男性がチラチラ見てくる。美琴は小柄ながらも胸はある方だ。そのいい胸の膨らみがニットにより強調され、歩くと揺れを如実にさせる。それに加えてミニスカート。美琴にとっては全裸で歩いているのと同じぐらい恥ずかしく感じる。顔を俯かせ赤面させながら商談先であるシーブリーズと言う香水ショップに到着した。

「あ…、こ、こんちにはです…」
美琴はペコリと頭を下げる。
「あ、美琴ちゃん、待ってたわよ?あら?そちらは?」
「こ、こちらは浜野さんと申します。本社の方で、今日一緒に同行してるんです。」
「あ、そうなの。私、シーブリーズの店長をしてます河合優子と申します。」
「浜野と申します。いつも笛木がお世話になってます。」
「いえいえ♪では中にお入り下さい。」
「ありがとうございます。」
2人は店の中のスタッフルームの中に案内された。


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