ハンスのパパママ-1
子宮口をこれ以上ないくらい愛を注ぎ込み、これでもし排卵日だったなら、90パーセント以上で妊娠するだろう、そう妄想できることが満足感の源泉、ロリコンの考え方なのだ、でもその考え方は、人目を憚る様な関係であるということだ。
戦場に時々届く、ハンスの母親から届くメールやメッセージ、色々な書き方をしてくるが、ハンスの年のころには私たちミクローシュ夫婦は結婚していて、それから一年後ハンスが生まれたのよ、かわいらしい、バルドルのように光り輝く美男子だったわ、ただ今は内戦が始まってしまい、多くの兵士が婚期を逃している、だからあなたの嫁を見つけてママを安心させて欲しいという内容だった。なるほどママの言うとおりということになる、なぜならハンスの父は内戦前に、われ等三人兄弟は生まれたのだから。
だけど今はパパの時代じゃないってこと、しかも人目を憚る関係なのだ、だからこそこの関係を大事にしたい、11歳の美少女が持つ女の色気は破滅的でそれゆえに運命性を感じざるを得ないハンスだ、ああ愛しのソフィアどうか、どうかそのままの姿で永遠にいて欲しい、例えばギリシャ神話に登場するアルテミス、いわずと知れた月の女神……その美しい年増女神を取り巻くのが下級妖精ニンフである、ハンスはその児たちがいいのだ、完璧な女神などではない、子供子供したいたずらなところがあるからより魅力的に感じる、それこそがニンフェットなのだ!
成人した前時代的古臭い田舎娘を結婚相手? ぶふふふっ ありえないそんなものはありえないのである。未成熟でこそ犯しがたい魅力を感じるので、犯しても何の犯罪性もないBBAなぞ? 産毛の硬い女に何の価値観があるといえるのか、『ソ。フィ。ア。』今晩も君に逢いに行くからね。
それにしてもこんな関係を両親に知られるわけにはいかない、二人はきっと傷つくに決まっているとハンスは思うのだ、自分たちの息子がロリコンであっていいと思える両親とは思えないから、だからこのことは秘密にしておきたい、兵隊たちの中では公然の秘密であっても、偽装として父母の進める女性と付き合うのはいたし方ないのかもしれなかった。
「パパママ、ごめんなさい、ハンスの子供は貴方達の知らないところで生まれる、見えない子供になるでしょう、認知はしません、私生児です、それでも貴方達の孫となる児です、セレニナ人をレイプして生まれる立派なスーザニア人となるのです、国のためです、兵隊として当然のことをしているだけです、政治のことを兵隊は考えるべきではありません、きっと生き延びたあかつきには、その子供を養子に迎え入れてあげようと思っています」
本音を隠し『生き延びれるよう、祈ってママ』とだけメールを打ち込むハンス・ミクローシュだった。見た目だけ麗しい彼は街では女性の誰もが二度見するほどの容姿をしている、女に不自由することはないが、ハンスが愛するのはいとしのソフィアただ一人、しかも少女のうちのほんの僅かな時間だけ、その娘との子供をもうけられるのなら、偽装結婚をするのも悪くないと考えるハンスだった。戦争中であろうが、こんな子供を孕ませようというか、彼はこの行為が第三者的にみて犯罪であることくらいは理解している、スーザニアが不利な負け方をした場合、軍事裁判にかけられるかもしれない、それでも彼女との思い出は永遠である、それくらい魔性がソフィアには宿っている、すらっとした艶のある棒のような脚、少年と区別のつかない薄い臀部、すらっとしたあばら骨の浮き出るほど薄い皮下脂肪の胴体、膨らみかけてすらいない胸部になんて儚いほどの、薄紅色の、そうだ近くピアスをしてあげようか、きっとよく似合うだろう、そうして浮き出た鎖骨の幼さは最早表現することすら難しい、相貌の美しさなど、愛の女神アフロディーテを幼くし、知略の女神アテナをより小生意気にさせ、処女神アルテミスより残酷さを隠しているのだ、今日の精液注射プレイの後、さらに興奮してしまい立て続けに三回も性交におよんでしまった、その後の言葉「ぶっ殺す! テメェラスーザニア人皆殺しにするからな!」なんて小生意気なかわいらしいソフィア、すでにハンスはソフィアにメロメロになっていたのだった。