つかさ-10
ベッドに押し倒されたつかさ。体に覆いかぶさって来た浜野は一転、意外にも甘い甘いものであった。優しいキスから始まりシルキータッチの愛撫。つかさは浜野の指先に体をよじらせて感じた。
「つかさ、よく耐えたね。痛かった分、優しくしてあげるよ…」
そう耳元で囁かれ首筋に唇を這わせられると、つかさの愛は大洪水であった。浜野の優しさが何十倍にも優しく感じる。浜野が指先で触れる箇所全てが性感帯となりつかさの顎を上げさせる。顔には至福の表情が浮かんでいた。
浜野のペニスを咥えるつかさ。自ら喉奥まで咥えても苦しくなかった。浜野が気持ち良さそうな溜息をつくと嬉しくなった。先程散々虐められた事が全て愛撫に思えてしまう。
つかさは我慢できずに自ら浜野の体に跨り体を沈めた。
「あああ…!凄い…」
自分の膣を極限まで開かされるペニスに女の幸せ色の表情を浮かべる。奥まで咥えこんだペニス。子宮に突き刺さるような感覚がたまらない。
「浜野さんの…チンポ…、最高…!」
つかさはそう絶叫してエクスタシーに達した。その後正常位でセックスして来た浜野の精子を顔面に受け、幸せそうな微笑を浮かべ精子を浴びていたつかさ。つかさは完全に浜野に調教されてしまったのであった。
半乾きのスーツを着て部屋を出たつかさ。浜野の腕に抱き着き甘えるように歩く。そして車に乗った瞬間、何故か異常に浜野が気になり、マンションまで送ってもらう間、ずっと浜野の顔を見つめていた。
「じゃあまたな、つかさ。」
「はい…。あの…、泊まって行きませんよね…?」
上目遣いで見つめる。
「わがまま言うなよ、つかさ。」
冷たく言い放つ浜野に謝る。
「ごめんなさい…」
そんなつかさに暖かい笑みを見せる。
「俺の言う事を聞けば課長と結婚させてやるよ。」
そう言って去って行った。
つかさは不思議な気分になる。梨田課長と略奪婚したい気持ちは変わらない。しかしそれとは別に付き合いたいとは思わないが何故か浜野と関係を持ち続けたい気持ちが混在した。頭では分かっているが体が言うことを聞かない、そんな感覚であった。
「ククク、梨田課長ゲームにはつかさは必要なパーツだからな。暫くは飼っておかないとな。」
ホテルで車に乗る前、フェロモンを体に吹きかけた浜野。その匂いを嗅いだ瞬間のつかさの自分を見る目に喜びを感じた。
「用がなくなったらつかさの前でフェロモン使わなきゃいいんだ。ヘヘヘ、やめらんないな、このフェロモン成分は。」
浜野は車の中でつかさの数々の痴態写真を見てニヤニヤしていたのであった。
「えー!?浜野くん、すごーい!1日に6人の女性とエッチしたのぉ!?もう…妬いちゃうよ…♪」
部屋に帰り今日の報告を聞いた麻夜はモテるフィアンセが誇らしく感じたかのようにそう言った。
「でも最後には私のトコに帰って来てくれて嬉しい♪じゃあ今日のシメは麻夜で…♪みんなに負けないんだからっ♪」
麻夜は浜野が抱いた6人の女にライバル心を持ち、濃厚なセックスを朝の4時までやり浜野を喜ばせたのであった。