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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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どうにもならない-6

すけべ大好きであろう恭子の口元に亀頭を押し付ける浜野。まるですけべな女はお掃除フェラなど朝飯前のようにしてくれるんだろう、と言わんばかりに、当たり前のように求める。

唇にペニスの感触を得た恭子はゆっくりと口を開く。浜野は恭子の頭を抑えて自ら腰を押し出し口の中にペニスを埋めて行く。
「んんん…」
恭子が少し嫌な顔をしたのはきっと息苦しいからだと思った。そしてその少し苦しそうな顔が男心をくすぐるのであった。
「ああ…、気持ちいい…」
射精後の余韻を柔らかな感触で包まれる浜野は鼻の穴を広げて満足そうな表情を浮かべていた。

口の中に精子の味が広がる恭子。実はそれこそが苦痛であった。周りから色っぽいだのエロいだの言われてそう言うキャラになってしまったが、実際それほど経験がある訳ではないし、これほどまで顔面に精子を浴びた事はなかった。精子自体もそれほど得意な方ではない。しかしそれがフェロモンの効果なのだろう。嫌なものでも好きな男のものなら受け入れられると言う意識が今の恭子には植え付けられていた。むしろ苦手な精子も好きになりそうであった。フェロモンと言うものが、ここまで人間に効果がある事を自らを持って証明しているのであった。

頭をポーッとさせたままされるがままにお掃除していた恭子。口から萎えたペニスが抜かれてようやく目をゆっくりと開く。そして恭子は自分でも予想外の行動に出る。顔に付着した精子を指で掬い、口の中に入れて行く自分がいた。ネチャッとした感触、苦味があり鼻を突く青臭さ。その精子の味が不思議と美味たるものに感じてしまう。
「美味しい…」
恭子はうっとりとしたような笑みを浮かべて浜野を見つめた。
「すけべだ…」
浜野にそう言われて嬉しく感じる。何より浜野が喜んでくれている事が嬉しくて仕方がなかった。精子による化粧崩れなど全く気にもならなかった。浜野が喜んでくれるならそんな事は苦ではない、そんな気持ちでいっぱいであった。

しかし1秒ごとに時間が過ぎて行く度に今の状況を正確に判断する理性が戻って来る。恭子はふと頭を抱える。
「ハァァ…、またヤッちゃった…」
深い溜息と共にフェロモンによる不貞行為に罪悪感が襲ってくる。
「気持ち良かったよ、恭子♪」
未だその気になっている浜野にイラっとする。
「気持ち良かったじゃないわよ…もぅ…!」
いきなりの豹変ぶりに浜野は焦る。
「す、すみません…!」
「全く…もぅ…」
自分の開発したフェロモン成分による事だ。自分にも非がある。そのやり場のない怒りと焦りを上手く消化出来ない恭子は、お互い全裸でいるこの状況に、さすがにまずいと思う。
「だ、誰にも言わないでね…?こんな事がバレたら私…」
「い、言いませんよ…。」
「絶対に、よ?」
「も、勿論ですよ…!」

我に返った2人はもう深名さんと浜野くんの関係に戻っていた。
「もう私の近くでフェロモンを撒き散らさないでね…!?もうしないからね?浜野くんと…」
「わ、分かりました…」
同じ過ちはもう二度と起こさない…、そう心に誓った恭子であったが、思いがけない事態に発展するのであった。この1秒後に…。


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