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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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事務服から溢れ出すフェロモン-5

「しかしフェロモン成分ってマジで効くのかもしれないな。」
新商品、ピンクモアールのサンプルを見つめてそう思った。ピンクモアールはモテ女をコンセプトに作られた商品で、男が好む匂いを分析し反映させた商品である。さらにフェロモン成分を配合、つけただけで男を振り向かせる魅惑の香り、が宣伝文句だ。もしかしてそのフェロモン成分に麻夜は反応したのかも知れないと思った。

「俺もフェロモン成分つけて行こうかな。」
浜野は開発の人間からフェロモン成分だけを詰め込んだスプレーを貰っていた。
「これ、フェロモン成分を詰め込んだものよ?浜野君、女の子にモテないんだからこれつけてガンガン引き寄せなさいよ♪チャンスがあればヤッちゃえ!」
開発の深名恭子と言う32歳のエロめの女性にそうからかわれて内緒で受け取ったものだ。貰ったはいいが使わず車の中に置いておいた。これも何かの縁だ。今こそ使うべき時なのではないかと思った。
「なくなったらまた貰えばいい。車の中にも撒き散らしてみるか…。」
仕事を終えたら車の中にもフェロモンを撒き散らしてみようと考えた。それであの美女をモノに出来れば儲けものだ。今夜はフェロモン成分にかけてみよう、そう思った。

19時になるとすぐに麻夜から電話が来た。
「あ、森田ですぅ。今終わりました。」
「お疲れ様です。今、本部の近くのTUKAYAの駐車場に車停めてます。」
「そこのTUKAYAですね?分かりました。急いで行きます。」
「慌てなくて大丈夫ですよ。では!」
浜野は電話を切ると車内に大量にフェロモン成分の入ったスプレーを吹き付けた。自分の体にもほぼ全身吹きかけるともう無くなってしまった。勿論無臭だ。本当にこれが効くのかどうかも分からないが、効いたらラッキーぐらいの気持ちでいた。
「また貰えばいいか♪しかし今からこの助手席にあの美人が座るのかよ…。やべぇな、ムラムラしちゃうよ!」
股間に手を当てると半勃起していた。

10分後、膝上丈の白のタイトなスカートに薄いピンクのVネックニット姿の女性が車を探しキョロキョロしているのが見えた。普段髪を束ねているが、肩まで伸ばしたサラサラの黒髪をふわふわさせている女性は森田麻夜であった。浜野は窓を開けて手を振る。
「森田さん、ここです!」
浜野の声に振り向いた麻夜は浜野の姿を見て満面の笑みを浮かべて早足で近寄って来た。
助手席に乗り込む麻夜からはピンクモアールの香りが漂っていた。
「ごめんなさい、遅くなって。」
「全然遅くないですよ?」
「スミマセン」
麻夜はドアを閉めた。
「いつも素敵ですけど、普段着はもっと素敵ですね!」
麻夜はその言葉に照れた様子を浮かべる。
「そんな事ないですよー!もう♪」
照れ隠しだろうか、浜野の腕をポンと叩いた。


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