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闇夜の蠢き
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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嫉妬-1

 翌朝、淳が目を覚ますと初夏の日差しが窓のカーテンから洩れていた。
もう9時を回っツていた、一階に降りるとすでに玲子の姿はなく静まり返っていた。
居間のテーブルに置かれたメモと朝食が用意されていた。

 淳クンおはよう、ゆっくり休めましたか。
先にハウスに出かけています、お味噌汁は温めて食べて下さい。
せっかくの休みなんだからゆっくりしていてください。

やばい・・・淳は急いで食事をとると、バックから仕事着を取り出して着替えた。
車でハウスへ向かうとハウス越しに二人の姿を目にした。
誰だろう・・・・淳は足早にハウスに入った。
「義母さん遅くなってごめんなさい」
「あら・・おはよう、食事食べたの、急がなくていいのよ」
いつもの爽やかな笑顔が帰ってきた。
「おはようございます」
初めて見る中年の男に淳は会釈した。
「淳クン、三沢さん去年から住み込みで来ていただいてるの、お父さんが倒れてから随分と無理していただいてるのよ」
「三沢ですよろしく」

「相原といいます、三沢さんは失礼ですが独身なんですか」
淳は複雑な気持ちで聞いてみた。
「この歳ではもう無理ですよ、ひとりです、おかげさまで塚本農園でお世話になってます、あなたは」
淳が答える前に玲子が口を挟んだ
「この子、私の娘のお相手だったんです、でも娘が亡くなってもいつも私たちの心配をしてくれて・・・」
「そうなんですか、いいですね」
三沢はそういう家族というか若い男性が玲子と関わり合いを持っていることに嫉妬を抱くのだった。
「今日は早く仕事を済ませ三人でバーベキューでもしない」
玲子が持ち掛けた。
「いいですね・・・義母さんやりましょ」
淳はそう言って玲子の作業指示をあおいだ。
「三沢さん淳クンとイチゴのハウスの整理に行きますから後お願いね」
そう言い残して隣のハウスに移動するのだった。


 夕方には家の庭はバーベキューの支度が出来上がっていた。
「ごうぞ召し上がれ、三沢さん淳クンのお土産のワインどうぞ」
三沢はグラスで受けながら訊ねた
「淳さんはどこへお務めですか・・」
「僕は農業大学でまして今は農機具の会社勤めです、将来僕は婿養子で後を継ぐつもりでした」
大学出・・・やはり俺とは違うと三沢は思った。
「三沢さんはここへ来られる前は・・・」
正直そのことは触れたくなかったが自分が聞いた以上避けることが憚れた。
「俺は高卒です、まあいろんな仕事してました・・・。
玲子はその場を察したようにどんな仕事も大変ね、私たちも一時だけだから、三沢さんわかるでしょ」
「ええ、そうですね」
話が弾んでもうすっかり闇夜になっていた、初夏の風が心地よく玲子の頬を撫でた。
久しぶりに飲んだワインに玲子は深い酔いを覚えていた。
「奥さん後はかたずけておきますから休んでください」
三沢は玲子の様子をみて進んで後かたずけを買って出た。
「義母さん、大丈夫ですか...部屋へ行きましょう」
相原は玲子の腕を支えながら部屋に向かった、玲子の弾力のある肌を感じていた。
居間の電気を灯しとりあえずコップに水を入れて運んだ。
「淳クンありがとう、大丈夫だからお風呂に入って・・出たら三沢さんに声をかけてね」
玲子はそう言ってソファーに横になった。

真っ白なショートパンツから太腿とシャツの襟元から覗くブラジャーから乳房の谷間が淳の視線を逃さない。
「凄いボデイーじゃないか・・・」淳はため息をついた。

風呂場の湯の蛇口を開けるとしぶきをあげて10分足らずで浴槽は満杯となった。
淳は下着を獲ると熱いシャワーで汗を流すとザブンと湯船に身を沈めるのだった。
 今夜・・・義母を・・・義父の留守しかない・・・巡る想いで整理がつかなかった。

三沢も複雑な思いを断ち切れなかった、あの淳という若者、俺とは立場も違う、少なくても今、母屋にいて玲子の介抱できる立場にあるのだ、酒の勢いで今夜あたり・・・
想像するだけで嫉妬を覚えるのであった。
そして深夜も近い11時頃、暫く暗かった風呂場に灯がともるのだった。






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