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1.女体妖しく夢現(ゆめうつつ)
【その他 官能小説】

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女体妖しく夢現(ゆめうつつ)-3

 精通を経験したことでマナミを『女』として生々しく意識するようになったのかもしれない。その意識が恥じらいを感じさせたのかもしれない。

 跳ねるように反ったペニス。マナミはやさしい微笑みを浮かべていた。
「ふふ……」
向き合い、私の手をとると乳房に誘い、包むように膨らみに宛がった。
「どう?触りたかった?」
言葉が出ない。
「触りたかったんでしょ?聡君、いつも鏡で見てたじゃない」
私は体を熱くして俯いた。
(見られていた……)
私の視線は鏡越しに捉えられていたのである。
「おいで」
手を引かれ、私は徐々に渦巻く言い知れぬ興奮を自覚していた。
「ママには内緒よ」
私は戸惑いながらもはっきりと頷いた。

 狭い浴室での肌の触れ合いは言葉も声すらも出ないほどの興奮であった。
マナミに導かれて柔らかな乳房に触れる。
(オッパイ……)
「ここ、摘まんでごらん」
言われた乳首を摘まむと、
「ああ……」
マナミが悩ましい声をあげた。
「きつくすると痛いから、やさしくね」
こりこりと指先を動かすとマナミはさらに呻いて身を反らせた。
「感じる……」
その言葉の意味を深く理解したわけではないが、気持ちがいいのだということは感覚としてわかった。

 乳房の柔らかさは何かにたとえようのない心地よい感触だった。温かくすべすべの肌。タプタプ、プニュプニュ、適度な弾力。私は豊かな肉塊魅入られて揉み続けた。
 マナミの息遣いが激しくなってタバコ臭い息が吹きかかってきた。
「おっきくなってるね」
反り返ったペニスはどうにもならないほど高まりに震えていた。
「硬くなると、どうするの?」
言いながらマナミの手が伸びてきて、
「ふふ」
ペニスが握られた。そっと、しかし、確かな力をもって……。
 ぐんと漲った。自分以外の手。女の手。マナミの手。
「自分でするの?」
一度、二度、それはやさしく扱かれたのだが、刺激は強烈で一気に噴出に至った。
「ああ!」
「キャッ」
マナミの顎に液が飛び、さらに胸にも付着した。
「うう……」
痙攣しながら夥しい精液がどくどくと流れ出た。快感が突き抜けたのはたしかだったが、あまりの衝撃で体が翻弄されるばかりだった。

「すごい……」
マナミは残滓を絞り出すようにペニスをゆっくり動かしながら口を近づけていった。
「きれい……」
たしかにそう言ったと思う。射精直後の過敏な亀頭が彼女の指に包まれ、
「ああ……」
耐えられず腰を引こうとすると、さらなる刺激に包まれた。
「うう!」
マナミの口に吸いこまれたのである。
 信じられない光景であった。眼前に私のペニスをすっぽり咥えたマナミが目を閉じている。彼女のオッパイ、お尻、陰毛に包まれた性器を思い浮かべたことはあったが、
(こんなこと……)
想像したことはなかった。
 ころころとマナミの舌が転がり、私はびくびくと腰を震わせた。体験したことのない痛覚ともいえる快感であった。
 腰を引こうとするとマナミの腕が尻を引き寄せて逃げられない。やがて『痛い快感』が甘美な心地よさに変わってきた。
「あああ……」
ふたたび勃起してきたのである。
「ふふ……かわいい」
マナミの眼差しは妖しく輝き、その瞳に釘付けになった。それは私にとって初めての女の色香だったのだと思う。乳房や尻を見て昂ぶる現象とは異なる心と体の奥底からぞくぞくする感覚だった。

 私はマナミに導かれ、女体に埋もれた。
「ここ、舐めて」
仰向けになった柔らかな体に重なり、乳房に顔を押し付け、乳首を頬張った。さらに開脚した股間。漆黒の陰毛に蔽われた裂け目に口をつけた。マナミに頭を抱えられて女のにおいとぬめりを知ったのである。

「聡君、入れるよ」
 挿入はマナミが上になって膝立ちになり、ペニスの根元が掴まれた。温かい圧迫に包まれた途端、呆気なく終わった。それでも彼女の体がひくひくと痙攣していたことを憶えている。よほど昂奮していたのだと今になって思う。

 

  
 


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