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1.女体妖しく夢現(ゆめうつつ)
【その他 官能小説】

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女体妖しく夢現(ゆめうつつ)-2

 マナミとの生活が始まった。
彼女の齢がいくつだったのか知らないが、私からみれば『大人の女』であった。たぶん、二十歳前後だったと思う。
 夜、11時半に店は閉まり、女たちが会談を上がってくる。そしてそそくさと着替え、
「おつかれ」
ほどなくかしましさが消えていく。その中に母はいなかった。着替えもせずマナミに戸締りを任せて男の元へ行ったのだ。しばらくしてマナミが階段を昇ってくる。そして必ず襖を開けて顔を見せる。
「まだ起きてたの?うるさかったでしょ?」
胸が大きく開いた服。スカートは短くて風がそよいでもめくれそうなほど薄い生地だった。

 子どもながらに不思議な雰囲気をもった女だと感じるものがあった。明るい性格でよく喋るのに、ふとした時に虚ろな眼差しをみせて無表情になることがあった。そんな時の横顔はなんだか淋しそうで、大人っぽさが消えて見えた。

 私が閉店まで起きていることはそれまでほとんどなかった。どんなに頑張っても遊び疲れた子供に襲ってくる睡魔をはねのけることはできなかった。それが、マナミが隣室に住むようになって変わった。
(起きていたい……)
気持ちに体がついてくるようになったのである。
 私に笑顔を見せたマナミは部屋に布団を敷くとシャワーを浴びる。私はその音を聞きながら、徐々に熱くなっていく体の高ぶりを感じている。
 しばらくして浴室の扉が開き、耳を澄ませるとバスタオルを使う音がする。
(ちょうどいい……)
私は起き上がってトイレに行く。
(裸が見たい)
トイレは浴室の隣にある。

 マナミはドライヤーを使っている。全裸の後ろ姿が見える。大きなお尻。
「オシッコ?」
「うん……」
鏡にはオッパイと真っ黒な陰毛が映っていた。肌が白いから股の黒さが際立って見える。
(きれいだ……)
ホステスの裸は何人も見てきた。だがきれいだと思ったことはなかったし、胸がときめいたこともなかった。そう、私は興奮に気持ちを熱くしながら彼女の裸を見ていたのである。それは、まだ小さいけれど確かな性的昂ぶりであった。私の体と心は思春期の熱い道を歩き始めていたのである。
 
 マナミが同居するようになってから母は店が休みの日曜日も戻って来なくなった。
「ママからお金預かってるから、何か食べにいこ」
マナミに私の世話を任せたようだった。幼い頃から母親にべったり甘えたことがなかったから淋しいと思うことはなかった。むしろマナミとの時間が新鮮で魅力的であった。女体に興味を持ち始めた私にとって、惜しげもなく裸身をさらすマナミの存在は日に日に私の心を占めるようになってきた。
 
 ある夜のこと。店が閉まり、いつものように隣室に戻ってきたマナミは服を脱ぐ気配をさせたあと、襖を開けた。
「聡君、お風呂入ってくるね」
これまでわざわざそんなことを言ったことはなかった。寝床で背を向けていた私は振り返って息を呑んだ。
(!……)
全裸のマナミが立っていたのである。これまで何度も彼女の裸は見ていたが、いつも後ろ姿と鏡越しの体である。しかも寝ぼけ眼を装って垣間見る程度だった。それが正面にオッパイと陰毛を見せてむちむちの裸体をさらけ出している。
「一緒に入ろうよ」
「え?……ぼく、もう、入った」
「いいから、おいで」
マナミは部屋に入ってきて布団を剥ぐと私の手を取った。豊かな肉体が覆いかぶさるように迫ってきた。
「聡君」
起き上がった私はマナミによって全裸にされた。ほとんどされるがまま、わずかに身をよじったのはパンツに手をかけられた時だ。勃起していたからである。
(恥ずかしい……)
そう思って体に熱が走った。
 実はつい二日前の夜、私は精通を経験していた。それまでもマナミの裸を見て興奮は感じていたし、勃起もしていたが、その時の硬直は明らかにいつもと違っていた。まるで木のような硬さであった。それにパンツから引き出してみると自分のものとは思えないほど大きかった。血管が浮き出て、まるで青いミミズがペニスに絡みついているようだった。
(すごい……)
ズキズキと痛いほどの脈動。限界を超えようと喘ぐような怒張。その勢いに剥けかかっている先端の皮を何気なく扱いて、
「うう!」
思わずのけ反った。全身に痺れるような快感が貫いたのである。甘く熱く深く、そして強烈な心地よさ。もう手はとまらなかった。
(気持ちいい!)
快感の火花が体内の隅々に散っていく。
 射精のことは頭に浮かばなかった。何かが『出る』感覚があった直後、下腹部が燃えて、私は痙攣した。
 布団に飛び散った夥しい精液を見ながら、
(射精……)
それがどういう現象なのか、鮮烈な余韻の中で、私は知識と実体験が重なったことを考えていた。


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