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1.女体妖しく夢現(ゆめうつつ)
【その他 官能小説】

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女体妖しく夢現(ゆめうつつ)-4

(4)

 その日からマナミとの「性生活」が始まった。女体への飽くなき好奇心は性に目覚めた思春期の私を夢中にさせた。当然のことである。マナミも応じて脚を開いて性器を惜しげもなく見せてくれた。
「ここ、感じるところよ」
「クリトリス」
「そう。知ってるね」
指で押し開くと膣孔にピンク色のの突起が濡れ光って現れる。指先でコリコリすると、
「あふーん」
マナミは甘い声を洩らす。
「舐めて」
「うん」
マナミは舐めるほうが悦ぶ。
「ああ!」
脚を絡め、腰を振り、押し付けて歓喜に震える。

 ひと月ほど後にはペニスの包皮は完全に剥けて平常でもエラが張った大人の様相になってきた。摩擦と刺激に慣れたことで、フェラチオや結合してもすぐに射精することはなかったが、やはりまだ成長段階である。マナミとせめぎ合うのは無理であり、私は彼女に抱かれ、弄ばれていたのである。しばらく後に言ったことがある。
「あたしね、若い男の子が好きなの。聡くんくらいの男の子」
おじさんは汚くていやだと笑った。
「誰も触ってないきれいな体。毛も柔らかくて……」
ペニスに頬擦りしながら、
「あたしのもの……」
そのうっとりとする表情は自分の快楽の世界に浸っている顔であった。

 大人の女とセックスしてほとばしる性欲を満たす。毎晩体に触れることができる。こんな境遇にいる中学生はそうはいないだろう。精通があってほどなく、セックスの沼にどっぷりと浸かったのだ。まだ未成熟な私の体は一気に性交まで体験してしまった。全身を貫く射精時の快感。マナミに包まれる心地よさ。私は性の悦楽にのめり込んでいった。
 しかし行為が頻繁になるうち、何か重いものを感じるようになってきた。射精の瞬間もきらめく快感が薄れ、疲労感に蔽われるような気だるさを覚えることが多くなった。感度が鈍くなったのはあまりに噴出しすぎた結果もあるが、それだけではない何かが心にこびりついている感覚があった。
 自然の流れからいけば、女陰の妄想の中を駆け巡りながらオナニーにふける時期である。見たことのない濡れた陰部を思い描き、身悶えしながら仮想セックスを繰り返す。性への憧憬、追い求めても簡単に手に入らないものをもどかしくも空想に甘んじて悶々とする。
(それは必要なことではないのか……)
後に私はそう思うようになった。
 大人になっていくには段階がある。体験も経験もふさわしい時期があるのではないか。人生において強烈な出来事をいとも簡単に体験してしまっていいものか。何か心の在り方に不具合が生じることはないのだろうか。私はそんなことを思った。
 健全な成長が歪むことはなかったのか。感性や嗜好が偏向することはなかったのか。それは大人になって自覚することとなった。  
 
 マナミはまだ幼い私をひたすら愛した。だが、『愛した』のだろうか。私は『愛された』と感じたことはなかった。
「きれい、きれい」
私の体を撫でまわし、唇を這わせながらマナミは何度も口走ったものだ。その執拗さは時に煩わしくもあったが、昂奮と快感への道筋を知った体は彼女のするがまま身を任せるしかなかった。

 男の本能といったらいいだろうか。
(自分の思い通りにセックスがしたい)
そんな欲求が持ち上がってきたのは一年ほど経った頃からだった。正常位や後背位の結合をしたことはあったが、それはマナミの指示によるもので、最後は必ずマナミが上になって行うのだった。コンドームまで彼女が着けるのである。
「さあ、着せてあげるわね」
亀頭に被せ、扱くように根元へと引き伸ばしていく。
「ああ、感じちゃう」
「我慢、我慢」
力を加減しながら装着すると私を見下ろしながら跨ってくる。
「ふふ……」
私の昂ぶりを楽しんでいるようだった。

「自分でやる」
ある時マナミの手からコンドームを取った。
「できる?」
「できるよ」
試みてみたもののなかなか被せられない。
「ほら」
「できるって」
「逆なのよ」
言われて反対にしたが、ペニスが柔らかくなって役に立たなくなってしまった。
「だから言ったでしょ」
なにやらむしゃくしゃして布団に潜ってしまった。

 数日後、今度は今度はうまく着けた後、マナミを押し倒して重なっていった。かなり乱暴に組み伏せた。
「何すんの」
「セックスするんだ」
すると思いのほか強い力でマナミは起き上がった。
「子供のくせに何考えてるの?」
怒った顔だった。
 若いから性欲は旺盛に湧き出てくる。マナミに反発を覚えても、結局はされるがままに快感の魔力に押し流されてしまう。
(気持ちはいい……)
だが、何やら重苦しい事後感が心に残った。
 セックス三昧の上、女を鬱陶しいと感じる倦怠感。中学生の私であった。 


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