恥辱に塗れ、そびえ立つ肉の山-2
もっとしごいてみようかと思ったとき、僕はふと我に返った。そうだ、こんなことをしている場合ではない。鎖和乃さんの縁談を確実に破談にするために、ミッションを全部クリアしないと……
僕はまず最初のミッション、すなわち、乳首を伸ばす作業に着手することにした。せっかく着けているので、乳首のアクセサリーを利用することにする。
左右のリングを両手でそれぞれ摘まんで見せると、鎖和乃さんは恐怖に顔をひきつらせた。
「ま、まさか……それを引いてわたくしのお乳を……?」
「ご、ごめんなさい。でも伸ばさないと……」
「い、いけませんわ、そんな……女の大事なところを乱暴に、引き千切らんばかりに伸ばすだなんて……どうかお慈悲を……」
必死に哀願する鎖和乃さんだったが、彼女の両手は後ろに倒れそうな自らの体を支えるためにふさがっていた。つまり結局のところ、全くの無抵抗で僕におっぱいを伸ばされるしかないのである。
「あああ……強姦魔様、どうかお許しを……あああああああああああああぁあぁあぁ!!」
僕は2つのリングを、ゆっくり引き上げた。僕の顔より巨大な2つの洋梨は見る見るうちに天井に伸び、工事現場とかでよく見る円錐形のコーンに、大きさも形もそっくりになった。
おっぱいってこんなに伸びるんだ。僕は軽い感動さえ覚えていた。
「凄いや……」
「おっほおおおおおおおおおぉおぉ……」
しまった。少しやり過ぎたか。
こんなにおっぱいを伸ばされたら、当然痛いだろう。僕は上に引き上げる力を緩めた。そそり立つ一対の肉のタワーが、ややその高さを減じる。
「ん!?」
途端に鎖和乃さんが、鋭い視線を向けてきた。短く漏らした声も不機嫌そうだ。
「ひいっ!」
どうやら力を緩めたのは不正解だったらしい。僕は慌ててリングを引っ張り直す。
「ひぎいいいいいいいいぃいぃん!! お乳があぁ……この菊紅鎖和乃のお乳が強姦魔様に伸ばされてチューインガムのように……あああぁ屈辱ですわぁ……」
鎖和乃さんの眼球はぐるんと上に回転していた。口からは桃色の舌が飛び出している。もはや自動販売機の前で舞っていたときの凛々しい表情は欠片も残っておらず、ただ崩壊した顔面があるだけだ。ただ、痛みを我慢しているという雰囲気ではなく、どちらかと言うと乳首をしごかれているときの表情をさらに酷くしたような感じだった。
「……鎖和乃さん、もしかして、乳首つねられて気持ちよく……?」
僕がそう言うと、鎖和乃さんの表情に動揺が走った。続いて首を激しく何度も横に振る。
「ちちちちちちちっ、違いますわっ! わわわたくし、痛みを快楽と受け取るような性的倒錯者のマゾヒストではございませんことよ! 決して、決して、乳首を強姦魔様に伸ばしていただいて、快感が全身を駆け抜けてなんか……」
「そ、そうですか……」
釈然としないが、本人がそう言っているのであれば仕方がない。僕はさらに手を交差させて、2つのおっぱいをソフトクリームのようにねじった。鎖和乃さんは体をビクビクと痙攣させてあえぐ。
「あふううううううぅうぅん!! お乳が……お乳がツイストされていますわぁ……この天才舞姫、菊紅鎖和乃のお乳が、強姦魔様の玩具にされて慰み物に……ああああああああぁあぁいくうううううううううぅうぅうぅ!!!」
ついに鎖和乃さんは大きく一声上げてがっくりと首を折った。おっぱいを伸ばされ過ぎて、気をやってしまったようだ。僕は急いでリングから手を離し、背中を支える。そして、湯船の外の床にそっと仰向けに寝かせた。
「だ、大丈夫ですか……?」
「あはあぁ……」
顔を覗き込んでみると、気が付いたらしく鎖和乃さんは声を漏らした。そして体を少し起こすと、目を大きく見開いて僕の股間を指差す。
「ああっ……!!」
「え……? あ、しまっ……」
そうだった。ここは男湯なので、僕は水着を着けていない。それに加えて、ずっと鎖和乃さんのような美人のおっぱいを弄っていたので当然のようにちんちんは勃起していた。慌てて手で隠したものの、鎖和乃さんの目にはしっかり焼き付けられてしまったようだった。
「あああぁ……い、いいい、今のが、今のが勃起したおちんちんの実物……なんて太くて、長くて、硬そうなんですの……画像とは雲泥の差ですわ……はっ! ということは、その逞しいものがわたくしのおめこに無理やりねじ込まれて、内側の襞を散々凌辱した挙句、子宮に直接赤ちゃんの素を……? ああああぁ……そんなことになったら、もうお嫁に行けませんわ……」
そして鎖和乃さんは、まだ湯船に浸かったままだった両足を上げると、四つん這いになってから覚束ない足取りで立ち上がる。今にも転びそうだ。
「あっ、あの、無理しない方が……」
制止したが、無駄だった。逃げようとしたのか、鎖和乃さんは浴室の入口の方に向かって足を一歩踏み出す。しかしその途端、派手に滑って尻餅を突いた。
ドシーン!