⑤プラシーボ効果-2
三度目の絶頂でも逝くとは言わないが奥歯を噛みしめながら「あ～いい～」とうめいたのだ。
ここで剛志が動いた。ゆっくりと身体を反転させ純子の顔をまたいだのだのだ。勿論舌はクリから離さない。
そして器用に体を回転させて女性上位の６９の体位に持ち込んだ。
そして逃がさないように両太ももを両手でがっちりとホールドしたのだった。
そこから剛志の舌の回転がフル稼働になる。
（あ～もう駄目、快感の泉がとめどなく湧き出すのよ。きっと媚薬のせいだわ。
これほどの気持ち良さに襲われたのは初めてよ。）
ふと気が付くと目の前には剛志の怒張がありその先端は我慢汁で光っている。
その時なぜか自分の舌で清めてあげたいと思う自分を発見し愕然とした。
彼のペニスに舌が触れた瞬間女は男の欲求を認めた事になり性交を拒否できなくなる。
（こんな強烈な媚薬を飲まされたのだから仕方ないわ。今の私は本来の私じゃない。
媚薬のせいで狂わされてしまったのだわ。）
そう思った瞬間、抵抗の心は折れ怒張を握り亀頭を舐めた。「おお～純子さん気持ちいいよ。最高だ。」
しばらくの間激しい口腔性交が続く。自分に再三快感をくれた男にお返しの意味もあって懸命の奉仕だ。
女の股間で会心の笑みを漏らしながら麻紀さんの後日談を思い出していた。
「最後には媚薬を飲まされたんだから仕方がないわ。」という言い訳を見つけ女の自分に火がついたようだ。
剛志は純子の考えがそこに至るのをじっと待っていたのだ。
完全に抵抗心も羞恥心も失いただ快楽を求めて上り詰める一匹の牝がそこにいた。
ここまでくればゴールに向かってただ突っ走るのみだ。69の体位でも純子は二度上り詰めた。
そしてついにこの体位を解き耳元で囁いた。羞恥心を忘れた純子は嬉々として獣の姿勢をとった。
ついにあの高貴で上品だった純子が尻穴までさらしてくれたのだ。
亀頭の先に純子の愛液をまぶしゆっくりゆっくりとめり込ませる。
ニ三度の腰振りで潤滑液が回りすべりがよくなり快感が生まれる。
「あ～」と背中をそらす純子の最深部に打ち込み髪の毛を掴み無理やり唇を奪う。
「純子。可愛いよ。」ゆっくりと抽送を繰り返し徐々に絶頂へと誘う。
剛志はフィニッシュまでは激しい動きは絶対にしない。
その方が女の気持ち良さが倍増することを人妻セフレから学んだからだ。ゆっくりと追いつめてゆくのだ。
そして剛志の抽送に合わせて純子の腰が動き出したのを見て挿入を浅くする。
尻が深い挿入を求めて追いかけてくる。
怒張を抜き去りもう一度「純子可愛いよ。」とささやき上向きにゴロンと寝転ぶ。
一瞬、躊躇したがペニスを掴んでまたがる。「ああ～あの媚薬のせいだわ。」つぶやきながら腰を使う。
長年のレスで忘れていた女の快感を思い出さされた今、さらに大きな快感を求める牝になるのは当然の
成り行きだった。しかも後背位で焦らされた後だ。恥ずかしい位に腰を振り一気に上り詰めた。
「あ～駄目～逝くわ～逝くわ。いい～いい～気持ちいい～逝っくぅ」泣きながら剛志に抱きつく。
そのままの状態で抱き合ったまま純子が冷めるのを待つ。
「純子。凄いね。こんなに淫乱な女だとは思わなかったよ。見事な腰使いだね。」
「違うわ。あの媚薬のせいだわ。こんなに燃えたのは初めてよ。」
「よし二回戦はこんなもんじゃないからね。ビデオを見て僕の絶倫さは知っているよね。今度は許さないよ。」
純子はビデオを思い出していた。何人かの人妻たちは「女に生まれてよかった。」とまで絶賛していた。
あの涼子でさえ「これを挿入されて耐えれる女はいないわ。」とまで言いきった。純子は恐ろしくなった。
このままではこの若者の虜になり離れられなくなってしまうのは明らかだった。
剛志はいつものように二回戦の始まる前にシャワーを使いベッドルームに入ったがそこには純子の姿はなく
七菜が笑いながら待っていた。「剛志君、逃げられちゃったわよ。」
「ああ、それも想定内さ。それよりビデオの録画は大丈夫だろうね。」
「ええ。きっちりと撮れたわ。でも純子の激しい騎乗位の時は興奮で少し手が震えたかもしれないわ。」
ビデオカメラを渡した後着衣をすべて脱ぎ捨てベッドに滑り込んできた。