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「母友 純子 38歳」
【熟女/人妻 官能小説】

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E純子の抵抗-1

朝まで七菜と愛し合った後、彼女のビデオはすべて完璧に消去してやった。
しばらく仕事から遠ざかっていたので翌日からは精力的に動いた。
純子へのラインは既読にはなるものの一切の返事はなかった。
「あの夜の快感をもう一度味わいたい。君も気持ちいいと言ってくれたじゃないか。」
いろいろと説得したが完全無視だ。七菜はすました顔で今まで通り純子と付き合っている。
先日のランチの時に「ねえ、純子もう一度剛志君のビデオ鑑賞会しない。」
「うん。七菜と二人ならいいわよ。男性の目があると集中して見れないわ。」
「私もよ。興味あるのを男性に悟られるのは嫌だものね。パソコンだけ貸してくれるように頼んでみるわ。」
翌週、純子から夕食に招かれた時「駄目だったわ。
剛志君も一緒でなければ嫌なんですって。その辺は22歳の若者ね。
どうしても純子に会いたいって駄々をこねるのよ。」
「絶対に嫌よ。あの子22歳のくせに中年の厭らしさを持っている様な気がするのよ。
七菜はそう思わない?だからもう会わないって決めたのよ。」
「そうね。ビデオを見るのを我慢すればいい事だからね。それで最後だと思って彼と二人で見たのよ。
その中に面白い録画があったわ。ほら、純子も見たでしょ。
麻紀って地味なお母さん、媚薬を飲まされて恥ずかしい程もだえていたあの映像が信じられないのよ。
だって彼、媚薬の瓶を取り出して一気に飲み干すのよ。
一瞬女にだけ効く媚薬なのかなと思って見ていたのだけれど違うの。養命酒を補充しだしたのよ。
もともと媚薬なんて無かったのよ。確かに血の巡りが良くなって身体が熱くなるのは事実よ。
だけどあんなに発情するわけは無いのよ。彼笑いながらこれで3人の女を物にしたってうそぶいていたわ。
これってプラシーボ効果て言うらしいけど医学的にも証明されているらしいわよ。
でも私なら絶対に引っかからないわ。純子もそうでしょ?」
「・・・・・・・・。えっ、そうね。でもあの麻紀さんって女性半狂乱になってよがっていたわよ。
媚薬を飲まされたって本当に信じていたらそうなっちゃうのも分かる気もするわ。
純真な女性ほど引っかかりやすいんじゃないかしら。
彼若いくせに女の心理状況や肉体の興奮度や快感の高まりをじっくりと見通している様な気がするのね。
なんか怖くなってしまってもうこれ以上会うのは良くないなって思ったの。で、彼どうしている?」
「なんか仕事に前向きで毎日顧客や見込み客の所を走り回っているようよ。
何でも長年の夢が叶ったそうで毎日が充実してるって言っていたわ。」
七菜が帰った後食器を洗いながらあの夜を思い出していた。
媚薬のせいで発情させられ抱かれてしまったと思っていたが違った。
体の奥底に隠していた獣淫性をむき出しにされ一匹の牝として何度も逝かされたのだ。
(次彼に会う時どんな顔すればいいの?今までのように取り澄ましていてもそれは滑稽以外の何物でもないわ。)
その息苦しさを感じた時からこの事は忘れることに決めた。
だが肉体の芯に残るあの快感はなかなか薄まってはくれない。しかも毎日のようにLINEが届く。
「もう一度抱きたい。忘れられない。」気持ちは動いたが全て無視した。


剛志は半月ぶりに武藤さんの自宅にいた。
毎月一度は結果報告に武藤邸を訪れるのだがこの日は呼ばれて来たのだ。
「ちょっと金がいる事が出来たので株を売却して一億円の現金をつくって呉れないか。」と言う事だった。
帰社してすぐに部長室に向かった。課長も交えて相談した結果、サンエーの株を売却することに決まった。
発行株数もそんなに多くないので一気に売れば株価は暴落してしまう。
猶予を貰った7日間で売ったり買ったりの繰り返しだ。それでも20000円だった株価は15000円まで下がった。
しかし結果としてはまあまあだろう。
振り込みは禁止されていたので一億円の現金を武藤さんに渡した後、新しい客、松井産業を訪問した。


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