燻りだす肉体-3
麻衣と抱き合ってみて波多野は
(胸は‥デかそうだなぁ、感度も良いし。尻の方も‥やってみるか?)
抱き合ったままベッドから離れると首にまわしていた手を離して麻衣に横から支えて欲しいと伝えて、麻衣には肩の辺りに手を添えて支えてもらい、波多野は麻衣の細腰とお尻の微妙な所に添えて体を密着させる。
「じゃ、行きますよ」と声をかけ一、二歩歩いてわざとよろめき麻衣にもたれかかると麻衣は慌てて体を支えるが、波多野はその際に手をお尻に滑らせて軽く尻に手を這わせると
(デカさは申し分なしだが‥)。
当の麻衣は急にお尻を触られたことに驚き短い悲鳴を上げて一瞬手を離してしまった。
波多野はおしっ!とその瞬間を逃さずバランスを崩した振りして麻衣に抱きつくことが出来た。麻衣は必死になって支えているが危ないと思い「加、納さんか看護師さ、んを‥」と訴えている。
波多野はもう少し楽しみたかったが心の中で舌打ちして
「いや、もう立てるから」と態勢を整えるのに力を入れる振りして、お尻をグッと鷲掴みにして揉んでみると
「ァアッ、、ゥン‥ハァ‥」と吐息を漏らしている。(‥これは!)
手を止めて麻衣に「ちゃんと支えてくれないと危ないじゃないですか!また怪我するトコだったじゃないですか!」と耳元で声は小さいが強めの口調で注意すると
「あの、ご、ごめんなさい。その‥急にお…お尻を」
と少し戸惑いながら言った時に
「お尻?お尻がどうかしましたか?それに‥ほら、あまり騒ぐと迷惑でしょ?」質感や弾力を調べるように揉みながら言うと麻衣は同室の人がこっちを見ているのに気付く。
「その‥すみません、お騒がせして。」顔を赤くして恥ずかしげに麻衣が同室の人に謝るが、彼らは波多野にお尻を鷲掴みされてる麻衣を見て黙って薄ら笑いを浮かべている。
波多野は麻衣がだいぶコッチのペースに嵌まってるとみて「ほら、早くトイレに。漏らしたらどうするんですか!」と急き立てた。
麻衣に非は無いけど、事故のことや他人と関係を持ったという負い目から、夫との関係・今の生活を守る為には多少の理不尽な事でも堪えなければ‥と思っている。