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優等生からの脱却
【フェチ/マニア 官能小説】

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レイナの変化-3

プチ家出の翌日、母親の気が変わる前にスマホを手に入れることに成功したレイナ。
なぜスマホを欲しくなったかと言えば、もちろんタケルと連絡をとるため。
レイナはタケルに恋をした。
こんな心がときめいたのは初めて。
そして、タケルと一緒にいることで今までの自分を変えたかった。

タケルの家がどこにあるのか知らなかったレイナは、この前タケルと出会ったショッピングセンターの屋上で待つことにした。どうやらタケルは夜に出歩くことが多いのか、なかなか会うことができない。
ようやく会うことができたのは待ち始めて5日目。もう年末だった。

「おぅ!久しぶり。レイナだったよな?」
「こんにちは。こないだはありがとうございました。」
「怒られなかったか?」
「怒られましたけど、何とか許してもらいました。」
「よかったな!」

タケルは、同じような格好をした遊び友達2人と一緒だった。
「タケルってこんな清楚な女の子の友達がいたんだ。びっくり。」
「おまえって意外とピュアなんだな? ハハハ。」
「こいつは友達でも何でもねーよ。ただの知り合い。」
タケルは、ふと思った。
「ところで今日はなんでここにいるんだ? また家出か?」

レイナはポケットからスマホを取り出した。
「スマホを買ってもらいました。」
「へー、いいじゃんか。」
「タケルくんのLINEのアカウントを教えてもらいたくて。」
「えっ? それで待ってたの?」
「…はい。」

タケルの周りにいた仲間たちはタケルをひやかしながらおもしろがった。
「この子、タケルのことが好きなんじゃないか。」
「いいねえ。」
「おい! 俺は別にそんなんじゃねーよ」
そう言いながらレイナとLINE交換したタケルは
「じゃあまたな! 今日は俺も暇じゃねーから。行くぞ。」
とその場を去った。

するとレイナは3人の後を追いかけた。
「私も仲間に入れてください!」
みんなびっくりしたが、タケルはにこっと笑って言った。
「じゃあ一緒に行こうぜ!」
4人はタケルの家に向かった。

家に向かう途中、コンビニで弁当やタバコや酒、カミソリを買っていった。
みんな中学生だったが、タケルが少し大人っぽく見えたので買うことができた。
そしてこれ以外に薬局で黄色い大きな箱を4つ買った。レイナにはそれが何だか最初はわからなかった。

タケルの家に着くと、みんなで弁当を食べ始めた。
当然、タケル以外の2人はレイナに興味津々だ。
タケルとレイナは、こないだのことを2人に話した。
さらにレイナは思っていることを次から次へと話す。
最初は敬語だったが、しゃべっているうちに友達と話しているような口調に変わっていった。
「お母さんは私のことを心配してくれてるみたいだけど、最近ちょっとうっとうしい。」
「私は勉強してるつもり。でもお母さんはわかってくれない。」
「実は昨日もまた大げんか。早くタケルくんと連絡をとりたかった。」
「もう親の言うことばかり聞くのは面倒くさい。自分の好きなようにしたい。」

レイナの話を聞きながらタバコを吸い始めた3人。
レイナはタケルに聞いてみた。
「タバコっておいしい?」
「おいしいっていうか、やめられない。おまえはもちろん吸ったことないんだよな?」
「うん。でも私も吸ってみたい!」
「やめとけよ。やめられなくなるから。」
「お父さんが吸うんだけど、くさくて嫌だったから。たぶん大丈夫。」
「じゃあ一本あげる」
タケルはタバコを1本取り出すとレイナの口にくわえさせる。
そしてライターでタバコに火をつけた。
「ゴホッ!ゴホン」
レイナは息苦しくなった。

「最初はみんなそうだよな。レイナちゃん顔は幼いのにタバコ吸ってるのがいいね。」
「うん。タケルが見つけてきた女だからやっぱり清楚ではなかったね。」

レイナは1本でやめようと思っていたが、3人が次から次へと吸うのに合わせて自分も吸い続けた。
次第に慣れてきたのか、咳き込むことはなくなっていた。
おいしいと感じ始めていた。
(タバコってこんな感じだったんだ。)

「じゃあそろそろ始めようか。」
タケルは薬局で買ってきた4つの黄色い箱を袋から取り出し、準備を始めた。
「これから何をするの?」
「俺みたいな頭にしたいって言うからブリーチで染めてやるんだ。金髪にするために2箱ずつ買ってきたけど、こいつら髪が短いから余りそう。」

レイナはこれを聞いて思わず言った。
「私も金髪にしたい。タケルくんみたいになりたい。」

タケルは買ってきた4箱のブリーチすべてを準備し、3人の頭に塗り始めた。




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