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優等生からの脱却
【フェチ/マニア 官能小説】

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レイナの堕落-1

タケルの家で煙草を覚え、金髪・細眉になったレイナは家に帰ると当然怒られた。
髪を引っ張られ、頬を平手で叩かれた。
「どういうつもり? どうしちゃったの?」
「こんな子に育てたつもりはありません。」
「恥ずかしい、本当に恥ずかしいぃっ!」
「こんな不良、うちの子じゃありません。」

レイナはどれだけ怒られても黙っていた。
言い返しても自分のことを理解してもらえるわけはない。
むしろ理解してもらおうとは思っていない。
放っておいてほしい。これからは自分のしたいことをする!
そう決めたのだから。

やがて母親はあきらめた。
「もう私は何も言いません。あなたの好きなようにしなさい。ただし、何があっても自分の責任です。私はもう知りません。」
「…。」
「早く出て行きなさい。ここはあなたの家ではありません。」
「ふんっ。」

レイナはタケルにこれからのことを相談した。
タケルは同級生のエリカにレイナと仲良くしてやって欲しいと頼んだ。
エリカの家ならレイナをおいてもらえるんじゃないかと考えたことと、レイナをエリカのような女にしたかったことが理由だ。

エリカは不良というよりはギャルの風貌だった。
髪の毛はミルキーブロンドで長くストレート。
長いつけまつげを上下につけ、黒く太いアイラインがひかれている。
さらに、グレーのカラコンがエリカの目を大きく見せている。
ピアスは右に3個と左の4個光っている。
服装は常にミニスカでいかにもギャルという感じで派手だった。

エリカもタケルと同様母子家庭で育った。
姉は3つ上で、高校には行かず働いている。
母親も姉もエリカのようにギャルっぽい格好をし、ヘビースモーカーだった。
エリカは小学生の頃から金髪にし、中学生になるとほとんど学校には行かずに遊んでいた。
最初のうちは注意していた母親も、今では注意せず、まるで友達のように娘と一緒に遊んでいた。

派手な女の子が好みのタケルはエリカと付き合っていたこともあったが、別れた後も連絡をとる関係だった。
「私はエリカ!あんたはタケルの彼女なの? よろしく!」
「レイナです。1つ上に見えないくらいかわいいですね。」
「そう? ありがと。あんたも中1にしては金髪で眉も剃ってるんだね。やるじゃん。」
「タケルくんがやってくれたんです。最初はちょっと心配だったけど、こっちの方がいいかなって。」
「派手好きのタケルらしいね。あんたは顔が幼いからギャルというよりはヤンキーに見えるなー。何を目指し中?」
「うーん…別に何かを目指してるわけじゃないけど。エリカさんのようになりたい!です。」
「えっ? こんな私みたいに?(笑)」
「はい!」
「タケルもレイナを私みたいにしたいんだろうな。うん!わかった。」
「いいんですか?」
「もちろん!そのかわり、もう元には戻れないよ。(笑)」
「はい!」
「じゃあレイナのギャル化計画始めよう!」
「…あともう1つお願いがあるんですけど…。」
「ん?なに?」
「私を家においてもらってもいいですか?」
「タケルから聞いてるよ。最悪な母親らしいじゃん。うちなら全然OK!」
「ありがとうございます。」

エリカは自分の妹ができたようにはりきっていた。
レイナも仲良くしてくれるエリカが姉のように思えて、わくわくしていた。

家に着くと、エリカは煙草を1本取り出して気持ちよく吸い始めた。
「レイナも吸うか?」
「いいんですか?」
「もちろんだよ。ここはみんな吸うから気にしなくていいよ。」
「はい!」
エリカは煙草をもう一本取り出し、レイナの口にくわえさせる。
そしてライターで火をつけた。
「おいしい。」
「こうやって仲間と吸うのはいいよな。」
「仲間? 私のことですか?」
「当たり前じゃん。」
「うれしい。」

「こうやって吸ってはくと輪っかができるんだ。」
「すごい! うまくいかないなー。」
「最初からはできねーよ。練習!」
「はい!やってみます。」

レイナの堕落はエリカの家に住むようになってから一気に進み始めた。



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