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わかちあい
【ロリ 官能小説】

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少女のいのち-1

風呂場の前に脱ぎ散らかされた少女の衣服を小牧は嗅いで二度射精した。絵の付いた白いショーツは黄色く汚れきっていたし、セーターの下に着ていたシャツも汗で湿り、腋のところが沁みになっていた。到底一日分の汚れではなかった。溜まった疲労感から、小牧は女にひどく飢えていた。とにかく少女の生命に触れたくて、仕方がなかった。下着の股に当たる部分と、シャツの腋と、靴下とを同時に鼻に押し付けた小牧は、思春期前の女子の明るい匂いに包まれて幸福を感じた。
疲れて気持ちが悪いので、シャワーを浴びて少し寝させてほしいという少女の要望を小牧は呑んだ。衣服を脱いだままにしておく少女に羞恥心はないのだろうかと小牧は不思議に思ったが、そんな余裕もない事情なのかもしれない。
射精の後片付けが済んだとき、少女はタオルも巻かない裸で現れた。小牧の視線を意識しながら、それを我慢している様子だった。家出少女はこうするものと決め込んでいるふうでもあった。
「ここ、あったかいし、あたし、着ないで寝ます。いつもそうなの。」
嘘だと小牧は思った。
「着替えはあるの?」
「ないけど・・・」
どこをも隠さない少女の裸を小牧も遠慮なく見つめて
「僕の寝間着を着たらいい。」
と言った。
小牧が渡したら、大きいから上だけでいいと、少女は半分裸のまま布団へ入った。そして幾らも経たないうちに、不健康に大きな鼾が聞こえてきた。
自分も疲れで眠りそうな小牧は少女の後のシャワーを浴びようと、風呂場へ入った。まだ暖かな湿った空気に女の匂いがこもっていた。

友人は出棺まで見送った。棺桶の中に花を添えるのも、動かぬ死に顔を見ているのも、どこか非現実的に思われてならなかった。他の友人たちの、いつまでも神妙な顔つきで立っていることも、ただただ奇異であった。
通夜の後、小牧は友人たちと飲みに行った。大学時代の思い出話は十年前を髣髴とさせ、あたかもその頃の自分たちが現存して、ここで話している黒服の「おやじ」たちを眺めているような気になった。しかし、ここにいない者が一人ある。どこへ行ったのかと問いたかった。
「醜態を曝したよ。お前たちの葬式には行かねえからな。また醜態を曝すから。俺の葬式にも来るな。」
死んだ友人と最もよく付き合っていた男がそう言った。彼は通夜で泣いたのだった。小牧は泣けもしなかった。

鼾の止まらない少女のもとへ行って見ると、少女は寝汗をかいて苦しそうな面持ちだった。小牧は布団を捲ってみた。まず、汗と女の匂いが小牧を捉え、続いて白い少女の肌が眩しく小牧の目を惹きつけた。
小牧が脱がせても少女は起きなかった。替えがないので小牧はワイシャツを少女に着せた。髪も一面べっとりと濡れていた。どうしたものか分からない小牧はタオルを頭の下に敷いてやった。
よく伸びた脚の、腿のあいだも果たして少女は汗であった。開いて拭いてやりながら、小牧は少女の女のところを観察してみた。下の穴まで薄い桃色の、清潔に可憐な形だった。けれどもそれは見た目の色だけで、鼻と口が受けた印象はまるで違った。耳の穴を洗わないように、女の子はここも洗うことをしないのだろうか。小牧の味覚に初めての刺激もあった。
流れ出した粘つく白いものが、女そのものの強い臭みで、疲れた小牧を元気づけた。少女のそこの様子から、女の性に招かれた気がした小牧は、小さなその口を割って自分を差し込んだ。ほうっと大きく息をした少女は、小牧を繰り返し締め付けたが、そのあとは体の力が抜けたらしく、静かな深い眠りに落ちたようだった。自分は知らずに男を吸い出して、家出少女の「あるべき姿」は本当になったわけである。
少女の寝顔に友人の死に顔を、まだ女の腹の中の小牧は比べてみた。少女はやはり生きていた。


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