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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈人外の戯れ〉-5

『なに身体を固くさせてんだよ?そうか、まだ小便してなかったのか?』

「ち、違うわよ……」

『じゃあアレだな?もうチ〇ポが欲しくなって我慢してんだな?オマ〇コをズボズボされたくなって、ヌルヌルに濡らしちまってんだな?』


酷い言葉の暴力ではあるが、全くの見当外れでもないのが哀しいところだ。
ミニバンが大通りを抜けて山道に入り、更に路面が荒れてくると、恭子の下腹部はますます熱くなっていく。

やがてミニバンは止まり、スライドドアが開く音が聞こえた。
だが、視界を奪う布袋は、まだ外されないままだ。


「ねえ…あの……こ、この布袋取らないの?」


恭子は両腕を掴まれると、そのままミニバンから降ろされた。
柔らかい土の感触と落ち葉に足を取られながら、抱えられるように歩かされていく……そして泥濘(ぬかるみ)の感触から硬い地面の感触へと変わると、ひんやりとした空気が手の甲を撫でた……。


『クックックック……』

『ウフフッ…フフフ……』

「ッ…!?」


暗闇の視界のまま、恭子の周囲から笑い声が聞こえだした……更には椅子を引くようなギィッという音や、ガラス同士がぶつかるカツンという音まで聞こえてくる……その音や気配からしても、二人や三人ではない……トンッと背中を押されて一人で放された恭子は、ただならぬ雰囲気に恐怖を隠せなくなって、許しもないまま布袋を取った……。


(な…何よ?人が…いっぱい…?)


取り戻せた視界に広がるのは、安っぽいクラブのような部屋の空間だった。

照明はほの暗く、しかし半円に突き出しているステージだけは明るく、その周りにはテーブルが並んで人影が蠢いていた。

銀色に光る数個の丸いテーブルには酒類のボトルが並び、ビロード色の椅子には男女が座っている。


一斉に恭子に向けられた瞳の数々は、品定めでもするかのように傲慢で、そして残忍さを好む歪んだ性癖を露わにして冷たい……それは肉食獣のというよりは、いじめっ子のそれに近い……被虐の対象として“のこのこ”と現れた恭子が、どのような無様を曝すのかという好奇心でいっぱいな様子だ……。



『……おい、ア〇ルをマワされて小便漏らした女が来たぜ』

『お上品な奥様みたいな面してて、感じだすとエグいよな、アイツ……』

『根っからの“淫乱”なんじゃないの?私だってあんな乱れ方しないし』

『てか床上手になりたいからって、普通あんなプレイまでするかしら?淫乱ていうか変態なんじゃないの?』

『だよなあ……なんせス〇トロプレイまでしてた女だしなあ……たぶん、浮気相手も相当な“好き者”だぜぇ?』


ひそひそ話があちこちで囁かれ、クスクスと笑い声が沸き上がってきた……これ迄の“経緯”をプロモーションビデオを観て知っている観客は、恭子という人物像をねじ曲げて口にしては、せせら笑っている……それは恭子に対する陰口そのものであり、そうやって強姦魔達の間で笑い者にされてきたのだという事実が、露わにされたのと同じ意味を持っていた……。


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