変態少女2-1
川に架かる大橋の下に蓮田は導かれた。少女が蓮田のズボンを下ろすと、そこは義務のように勃起していた。
「お兄さん、やりたいんでしょ? あたしとやろうよ。」
迫る気迫に蓮田は圧倒された。だが、内心わかっていたのは、状況を楽しんでいる自分の一部がいることだった。
気持ちの高ぶりの充分なのを知って、握った少女が何か言う前に蓮田は、好きだと叫びながら思い切り射精した。少女は不意を突かれて、髪から胸まで蓮田の精子を被った。少女はよけることなく見つめていた。声に続いて蓮田の目から涙がこぼれた。一週間、射精していなかった蓮田から、その量を浴び尽くした小学生の態度は急変した。
「ごめんなさい。漏らしちゃうなんて思わなかった。」
急速にしぼんだ蓮田のものは離さず、少女は
「ちゃんと入れてあげる。大丈夫よ、大丈夫よ。」
と言いながら、掛かった精子を空いている手で集めては自分の股の奥に塗りつけていった。
それから、辛かったねと言った女の子は蓮田の包皮を上手にまくり、まだ残っている分を口で吸い出し始めた。
自分がなぜ幼児のような気持ちで泣いているのか蓮田には分からなかった。更に、これが本格的な演技なのだと、まるで関係ないことを突如得心して、人間の意識の得体の知れなさに蓮田は呆れた。
口の中で勃起し直した蓮田に女の子は喜んだ。蓮田を座らせると、指で支えながら、小学生は体重をかけてその上に腰を下ろした。
童貞の蓮田は、空想していたのと異なるその狭さと中のざらつきとに激しい痛みを感じて呻いた。女の子も驚きを隠さず、苦痛に美しい顔を歪めたが、気の強さから、二人の体が最後まで重なったことを確かめ、自分で腰を動かした。
「もう安心して出していいよ。」
その言葉のまま、子供の腹に搾られた蓮田は何度か射精した。途中、起き上がって蓮田のほうから女の子を突き上げる形に変わったが、女の子は逆らわなかった。
女の子ももう済んだと見えた頃、蓮田は自分を抜いて、丸く穴の開いている少女の腫れた溝を眺めた。光の加減で、穴の奥に溜まる蓮田の命の跡が分かった。ふと思いついた蓮田はそこを口で塞ぎ、風船を膨らますように息を入れた。それからまた穴を覗くと、白いものは女の奥の奥に仕舞われたらしく、もう見えなかった。
蓮田の態度も演技なら、少女のそれも同じであった。演技にかこつけて二人は欲望の行為を果たしたのである。子供のような蓮田と、包み込む大人のような少女との関係ができあがった。
少女はエリザベータという名前だった。五年生だと言った。