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裸のつきあい
【ロリ 官能小説】

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変態少女1-1

この温泉施設は名をロイツと言った。入浴料は普通の施設に比べ倍もしたけれども、蓮田はここが気に入った。三回目には、若い裸の女を見ても、そう心の乱れることがなくなっていた。却って、老若男女の裸が当たり前にある場に落ち着きさえ覚えるようになった。
ただ、思春期前の女の子に対してはひどく胸騒ぎがした。そもそも、恥ずかしがりがちなその年齢の客は少なかったし、どんな所でも、そういう歳の人間の裸など、見る機会がなかったからである。既に三回目の入浴において、蓮田の目的は女の子を見ることになりつつあった。出会う確率の高そうな時間と曜日とを想像して、蓮田はロイツへ足を運んだ。
落ち着く筈の温泉で、狩りをするような気分に蓮田はなっていたのだが、新鮮な体験ではあった。

ジャグジーのある所では、プールでも浴槽でも女はオナニーする者がいることを蓮田は発見した。明らかに穴の中に水流を入れている中高年や、カエルのような格好で股をそこへ当て動かしている子供を蓮田はかなり頻繁に認めた。女の秘密を知ったようで蓮田は嬉しかった。
その一人に、あの金髪の女の子がいたのである。
水中メガネを使ってジャグジー観察をしている所へ例の女の子が来た時、蓮田の心は躍るようだった。水上では何気ない顔をし、水面下では柔らかく腰を動かし味わい続ける女の「生態」を蓮田は複雑な思いで眺めた。何気ない顔と言っても、心ここにあらざるその目つきで、分かるものには分かるのであった。
ところが、観察している側の嘘くさいさり気なさも同時に人には分かるものであることを蓮田は失念していた。蓮田の視線は女の子に見事に捉えられた。そして記憶の中にある男であることさえ知っていると、その目付きは蓮田に物語った。
狼狽した蓮田に先回の復讐をするように、女の子は行為を見せつけてきた。蓮田の反応を感じ取った女の子は、首に掛けていたゴーグルを嵌めると、一直線に蓮田の元へ泳いできた。蓮田は勃起した所を両手で隠したが、その時には女の子に抱きつかれていた。
自身の行ないのほうはすっかり意識から漏れ、年齢に関係なく変質者はいるのだろうかと蓮田は女の子の度胸に怯えてしまった。
口に長いキスを女の子にされてから、ここを出ようと蓮田は呟いた。勃起した所は女の子に力強く握られていた。

人の心の強弱は年齢に関係しないらしい。女の子は、着替えのあいだも蓮田が逃げられないような威圧感を以て側にいるのだった。蓮田が完全に自分の管理の下にあることを知っている余裕を見せていた。しかも、自分は裸で待っていた。
服を着た二人は外へ出た。蓮田の具体的な恐れは、実際には少女による通報だったが、相手の考えはそんなところにはなくて、とにかく弱みをうまくあしらいとるのに長けている少女だった。蓮田は女の子の青い瞳に思いの襞まで分析されている感覚だった。


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