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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈消えない烙印〉-19

{ハアッハアッ…お、奥さん…僕の指が気持ち良いの?ハアッ…奥さんの子猫みたいな喘ぎ声……ハアッハアッ…イヤラしくて可愛いよぉッ}

「いッ…嫌ッ……ひっうッ!私の…んくぅ!!」


望めば肉棒でメッタ突きにしてくれる《男》に、恭子は骨抜きにされていった……ほんの数分前まで、沈痛な面持ちで鬱いでいたはずなのに、今や紅潮した顔を歪ませて、自慰に耽ってしまっている……。


{ハアッ…奥さん…ケータイの通話ってさ、簡単に盗聴されるんだよ?ハアッハアッ…だ、誰かに聴かれてたらどうする?ハアッ…奥さんの可愛い声が盗聴されてたらどうするの?}

「そ…そんなッ!ハア…ハア…は…恥ずかしい…ッ」


何日にも亘る輪姦や調教に、恭子は心身共に蝕まれていた……羞恥すら快感の一部であり、虐げられ支配される屈辱すらも、悦びとなってしまっていたのだ……。


{ハアッハアッハアッ…おく…奥さんのオマ〇コッ…ハフッ…あッ!?ヤベ…ッ!!}

(……!?)


動揺したような声が聞こえたかと思うと、何やらガサゴソとした音が聞こえてきた。
その数秒の沈黙は、恭子から禁断に塗れた興奮を冷まさせた。


{へへへ…はあ〜……奥さん、あした僕の部屋に来なよ。もっと気持ち良くさせてあげるからさ}

「ッ……」


男の声は平静そのもので、そこからは情けなくも射精を迎えてしまった“間抜けさ”が透けていた。


「い…行くわけないじゃない……」


既に切れている電話に向かって、恭子は虚しくも話し掛けた。
そして、強烈な自己嫌悪に襲われた恭子は、全ての衣服を脱ぎ捨ててシャワー室へと駆け込んだ。


(信じられない……私…私はどうなって…?)


まるで憑き物が取れたように冷静になった恭子は、さっきまでの自分を思い出し、そして軽蔑して恐れた。

いくらあの女達から徹底的に“焦らされた”とは言うものの、よりによって自分を姦し、しかも女装までする変質者相手に欲情するとは、全く理解の範疇を超えてしまっている。


「き…消えない…ッ!消えてよ、お願いッ…嫌ッ嫌よぉッ!」


チ〇ポ狂い

メス豚


この彫られた屈辱の文字は、恭子の身体から消えない。
ボディーシャンプーを塗りつけ、いくらゴシゴシと擦っても消えはしない。

この今の恭子を表すには充分な文字は、この身体だけは、耕二と彩矢に知られる訳にはいかない……まさに崖っぷちに立たされた状況を乗り越えるべく、恭子は心の乱れを悟られぬよう努めて明るい表情で、二人の帰宅を出迎えた……。


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