美咲先生-4
5.
美咲を送って部屋に入ると、秀夫は美咲を抱きしめた。
「生きていてよかった」
「秀夫さん、会えて嬉しい」
唇を合わせ、胸を合わせると、あの時の切ない別れが髣髴と湧き上がってくる。
「あの時、僕の赤ちゃんが出来たんじゃないかとずっと心配してたんだよ」
「馬鹿ねぇ、未だ子供だったじゃない」
「でも、射精しちゃったから」
「赤ちゃんみたいな精子じゃ、妊娠しないわよ」
「そうなんだ」
美咲の敷いた布団に潜り込む。
「また先生と愛し合えるなんて、夢みたいだ」
「そうね、秀夫君がこんなに立派になって又会えるなんて、生きていてよかった」
美咲の手が天井から下がったスイッチの紐に伸びた。カチッと微かな音がして、光が消えた。豆電球の僅かな光に、目を閉じた美咲の顔が浮かび上がった。
秀夫は、右腕を美咲の肩にかけた。自分の胸の前に美咲を誘い込んだ。
しっとりと汗に湿った美咲の肌が、秀夫に吸い付く。乳房が胸に溢れ、男根はめきめきと勃起した。
秀夫は左手を美咲の脇の下に滑らせて、ヘアーを探った。湿ったヘアーが、指の間に絡んだ。脇の下から胸にかけて、搗き立て餅のような豊かな弾力が、秀夫の手の平で震える。さらに指が乳首に伸びた。
「秀夫さん・・・・」
美咲の唇から、上ずった声が漏れる。美咲を仰向けにすると、乳房を口に含んだ。乳房を吸い、乳首に舌を這わせる。
秀夫の舌が乳首を噛むと、クックッと固くなった。
右手はもう一方の乳房を探る。乳房の麓から乳首に向かって乳を搾るように揉み上げていく。中央に届くと、勃起した乳首に中指を這わせる。
「うっ、ふうぅっ、・・・」
うっすらと汗を滲ませ、ピンクに上気した顔で、目を閉じたまま美咲はパクパクと喘いでいる。
秀夫は上体を起こすと、美咲の股の間に膝を付いた。
腰を落とし、亀頭を花びらに押し当てたまま、美咲に被さった。
6.
秀夫は左手で男根を支えると、亀頭で膣口を探った。
「美咲さん、好きだ、好きだよ」
秀夫は美咲の耳元に囁きながら、静かに男根を押し込んだ。
亀頭が、止まった。
「?? 先生は未だ処女??」
幼かったあの日が蘇る。確かに、挿入して射精したはずなのに。
思い起こせば、簡単に嵌って射精をした。破瓜の抵抗も、出血もなかった。恐らく、処女膜の手前で事が済んでしまったのかも知れない。
秀夫は、膝を構えなおして、男根に気を込めた。
(先生、今度こそ先生を女にするよ。そして僕も本当の男になる)
燃え滾る肉棒を指で支え、腰を送り込んだ。
男根は抵抗に撓いながらも、亀頭に精を込めた。
ヌ〜ヌッ〜ヌヌッ〜
「あっあっ痛っ」
亀頭に押されるように、美咲の股間がずり上がる。秀夫は、両手で美咲の肩を抑えた。
「先生ぇ〜〜僕を男にしてぇ」
むにゅっ〜ぬるっ〜ヌルヌル
抵抗を押し通ると、男根はぬめり込み、恥骨が雌しべに当たって、進入は止まった。
「あ〜うぅっ、いいぃっ、せんせぇ、凄くいいぃぃっ〜、愛してるぅ〜」
秀夫は、美咲のうなじを吸うと、耳たぶを噛んだ。
「アアア〜〜うぅぅっ、秀夫クン、ああ〜っ、あたしも、あたしも愛してるわ、好きよ、秀夫クン」
男根は、膣の中でのた打っている。
目一杯挿入された男根の芯に、甘すっぱい快感が満ちてくる。
男根は筋を浮き上がらせ、キリキリに怒張し、秀夫の恥骨は、美咲の雌しべをくじった。
「せんせっ、きもちいい〜っ、最高だよ」
「ああっ、秀夫さん、秀夫君、ああ〜ぁっ」
新鮮な美咲の膣粘膜に包まれて、秀夫の肉棒は怒張しのた打ち回る。
「先生、僕と結婚してえ〜〜〜〜」
男根は跳ねて、秀夫の想いは奔流となって、美咲の胎内を満たした。