投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

悪徳の性へ の最初へ 悪徳の性へ  65 悪徳の性へ  67 悪徳の性へ の最後へ

〜 便所 〜-1

〜 便所 〜



 教室掃除が終わり、私は綺麗になった席に戻った。 
 
 午前中のマスターベーション、浣腸、大小さまざまな排泄物、膣分泌物物こと所謂マン滓。  
 枚挙にいとまがない汚物が一切なくなった教室は大掃除の後のようだ。 逆にいえば、それだけの汚れが5人の胃に収まっていることになる。 私も彼女たちみたいに、教室掃除ができるだろうか。 吐瀉すれば、単に指導されるにとどまらない。 清掃行為自体を無に帰すわけで、きっと別の5人が教室掃除を再びする羽目になる。 次の掃除は22番がしなさい、と私が教官に指名された時、私は嘔吐せず務めることができるだろうか。 8号教官や2号教官が発する問いに迎合したり、8号教官の鞭に耐えることはできる。 しかし生理的嘔吐となると、正直コントロールする自信がない。

 とりとめなく考えていると、2号教官は新たに5人を示した。 6〜10番の5人が前にでる。 
 なるほど、掃除は番号順に行う規則なのかもしれない。 

「……」

 少しだけホッとした。 このまま番号中でいけば、私が呼ばれるのはまだ先だ。 どのみち掃除担当になれば同じ行為をするに決まっていても、次が確定しないだけで震えがとまる。

「……」

 一日を経た、前に並んだ5人の記憶を整理してみる。

 6番。 真面目そうな印象だ。
 7番。 大人しそうで、目立たないが、ミスもしない。 華奢で視線に力がない。
 8番。 食事で半分近く残していた。 セミロングの髪は天然にカールしていて、眼つきが怖い。
 9番。 おっぱいが大きい。 眼鏡は鼈甲製だろうか、高級そうな年配向けな気がする。
 10番。  彼女のせいで、校庭で20発近く鞭打たれた。 ボーっとしているなら始末に負えない。

 個人的には7番に注目したい。 古人いわく『能ある鷹は爪を隠す』。 この学園で目立たないということは、相当に賢いか運がいいかのどちらかだ。

 教官に連れられて5人が教室をでた。 私たちも後に続く。 

 改めて眺めれば、C棟の廊下はそれほど長くはなかった。 左右に教室が3つずつと、C棟担当の職員が詰める部屋・通称C担職員室と、男子トイレ――正式には『殿方用御手洗い』――に、女子トイレ――正式には『牝便所』――が並んでいて、全長45メートルほどになる。 天井は高く、三角形の屋根と桟がわたり、採光窓が夕日を鮮やかに招いている。 

 と、2号教官が大きなバケツをもってきた。 かなり重そうなバケツの中身は、独特の酸っぱい匂いでわかる。 さっき教室掃除に用いた『洗浄ペースト』だ。 教室の床を洗浄したように、廊下を一息で流すのだろうか?

 予想とは外れるためにある。 2号教官の足許に、6人が揃って仰向けになると、

 バシャア。

 バケツの中身を注ぐではないか。 教官によると、皮膚に滲みこめば劇的な痒みをもたらす薬品だ。 注がれた途端、6番と9番がのたうつ。 それほどでないにしろ、7番、8番、10番も小刻みに身体を震わせる。 液体がかかった場所は胸だけではない。 仰向けになった腹に、足に、臍に、もちろん胸や股間にも、そして顔にもたっぷりついている。 

「廊下は端っこほど丁寧に。 隅から隅まで磨きなさい」

 淡々とした2号教官と対照的に、弾かれるようにして5人は動いた。 仰向けから俯せに、冷静さはなく我武者羅に地べたを這う。 床にへばりついて胸なり頬なりを擦りつける様子は、夏の平蜘蛛を彷彿とさせた。 そこに人間としてのプライドはあるのだろうか? カメムシが壁にとりついた恰好で、床と交尾するかの如く腰を前後左右にふる。 意図するところは、少しでも股間を床にすりつけるだけだ。 股間をコスコス、胸をずりずり振りながら、同時に前へ進む。 自分についた洗浄ペーストで床を磨かない限り、全身の痒みはおさまらないため、常に新しい場所に擦りつけねばならないからだ。
 
 5人は横一列になって、競争するように進んだ。 手足を横に伸ばし、乳房を腫らし、がに股で幅広く進む、みっともない匍匐前進。 時折乳首で壁際の埃をつついたり、鼻で直接汚れを吸い込んだりと、前進の合間も忙しい。 何しろ教室では乳房だけなすりつければよかった一方、廊下では一気に全身だ。 少女達は、幼い頃に自分が床に頬ずりすると想像しただろうか。 一糸まとわず、淫乱な気分を出している証拠に首輪を薄赤く光らせ、スリスリ、コスコス、手足を動かす。

 端から端まで5人が這っただけでは、2号教官のオーケーはでなかった。 爪先でスイーと廊下をなぞり、埃が残っている旨を言い放つ。 6番たちは自発的にもう一度端から端まで並んで這った。 それでもオーケーはでず、結局2往復したところで教官が5人を立ち上がらせた。 痒みに加え、匍匐前進は見た目より体力を消耗するためだろうが、汗だくで髪を乱した5人の様子から、廊下掃除の大変さが見て取れた。
 往復に10分。 待ち時間5分。 体をはって磨いた跡には、例の汚塊が転がっている。 教室で8個の塊があったが、廊下全体では6個だった。 廊下の方が圧倒的に面積が広いものの、落ちている汚れは教室が上なのだろう。 教室を汚した一人として、どうにもこうにも恥ずかしい。 
 塊の処理は教室と同じだった。 1人1つずつ、9番だけ2つ呑み込んだところで塊はなくなり、2号教官は5人を私たちの中に戻した。 代わりに11番〜15番を呼び、女子トイレの前を指さす。 ということは、掃除はまだ続くのだ。 教室、廊下の次はトイレまで掃除しろということだ。


悪徳の性へ の最初へ 悪徳の性へ  65 悪徳の性へ  67 悪徳の性へ の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前