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悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

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〜 補習 〜-2

「当時から【ちゃん】づけは不快でした。 馴れ合いは性に合いませんので。 私のことは【2号】と呼び捨てていただいて結構です」

「え……」

「貴方に敬称をつける所以も必然もありません」

「なっ……」

「失礼します」

 一息に言い終え、返事をまたず、礼もせず【2号】は『講習室』を後にした。 あとには沈黙。 眉間に皺をよせる【補号】と、さっきよりも小さくなっている【30号】がいた。

 さて。

 この状況をどうするべきだろう。 事態が止まるのは好ましくない。 といって、生徒の前で目上の人間同士が礼を欠くことも本意ではない。 このまま放置する気にはなれない。
 立場を主張した【2号】をとるか。 自身の体面を求めた【補号】をとるか。
 是々非々でいけば答えはあるのだろう。 しかしこの学園は法治ではなく人治、即ち僕の気分が何にも増して優先される。 しかたない。 僕はコンソールのマイクに手を伸ばした。

『補号。 その場で起立』

 講習室に備え付けてあるマイクを通し、僕の声がモニターの向こう側へ届く。
 ビクン。 【補号】がばね仕掛けのオレンジよろしく、椅子からはねた。

「ハイ!」

 今までにない大きな声がモニター越しに届く。 

 いつ、どこで、なにをしていても、僕の指示には全力で答えなければならない。 これが学園の最重要ルールの1つだ。 返事は『ハイ』。 これ以外は一切認められていない。

『デスクにのぼって第3姿勢』

「ハイ!」

 ヒールを履いたままオタオタと机にのぼる。 書類やペン立てが倒れるに任せ、両手を頭の後ろで組む。 胸をはって腰を落とす。 両膝が180°になるまで開き、心持ち尻部を後ろにだす。 いわゆるがに股を直角につくるのが、学園の第3姿勢だ。
『笑顔を大切に』

「ハイ!」

 口を大きく開いた引きつった笑顔は、いかにも安っぽくてバカに見える。

『下着を脱ぐ。右手を使用許可』

「ハイ!」

 瞬時のためらいも見せず、綿のパンツを真横にひっぱる。 膝を開いた姿勢を変えることは許されていないため、片足ずつ脱ぐしかない。 左手は頭の後ろに回したまま、パンツに添えた右手が力んで震える。 腰に、足に、腿にくいこむ綿パンツ。 弾力性に乏しい繊維がひきしぼられて痣になる。 が、痛みとは裏腹に表情は笑顔そのもの。 それはそのはずで、つらい表情をする許可はだしていない。 さて、右足のかかとまで下ろすことができればあと一息だ。 ヒールのかかとが引っかからないよう、一息に右足を抜く。 片方が脱げればあとは楽なもので、10秒そこらで【補号】の股間が露わになった。 

 体毛の1本もない、肌色の地肌。 桃色というには黒ずんだ陰唇。 
 さて、脱がせた下着はどうするべきか。 1か月ほど履きっぱなしにさせているため、モニター越しでも前と後ろが黄ばみきっていた。 目に優しい色ではない。

『下着は口に仕舞え』

「ハイ! あんむ……んうむ」

 がに股のまま、大きく開いた口にパンツを押し込む【補号】。 
 どんな内容であろうと、僕の声は絶対。 流石に学園生活が6年を超える【補号】だけあって、行動に迷いがない。 右手だけで奥に奥にと布を出し入れする動き自体の不恰好さはさて置き、行動自体はキビキビしている。 

 自分でパンツをぎゅうぎゅう詰めて頬までパンパンになったところで、次の指示を待つ。

『気張れ』

「!? ふぁい! っふっ……!」

 くぐもった返事とともに、【補号】のお腹がピクリと動いた。
 さてここからは要注意だ。 なにせ生理現象が絡むと、僕の希望通りに物事が進むとは限らない。 思い通りにならないからといって指示を撤回することはないから、つい指示を追加してしまう。

『もっと気張れ』

「ふぁい! ふっふっ、ふう〜〜〜っ」

 ぶるっ。 【補号】の体全体が痙攣した。 どうやらこれ以上指示を重ねる必要はないようだ。

 む……り……むり……。

 ゆっくりと茶色い固形が顔をだす。 【補号】に排便許可を出したのは3日前だから、軟便ではないと思っていたが、予想よりも太さがありそうだ。

『止めろ』

「ふぁい!」

 体を震わせて固形を止める。 ここからでは見えないが、尻部の中央の穴は、皺が伸びきってきれいな輪っかを呈していることだろう。

『出したものを右手にのせろ』

「ふぁい!」

 僕の指示とほとんど同時に【補号】は右手を肛門にあてがった。 僕の意図するところを正しく察しているのなら、なかなか優秀で結構なことだ。

 くいっ……ポタッ。 下半身をよじり、手のひらに収まる固形物。 大きさ、形ともにサイコロキャラメルを彷彿させる。

『口に含め』

「ふぁい!」

 口を開く【補号】。 あるはずの舌や歯はみえず、口いっぱいに押し込まれたパンツ。 そのパンツの隙間にグイグイと右手をあてがった。 僕は『残さずに』と言おうとしたが、止めた。 【補号】は手のひらを歯に擦り、唇になすりつけ、わずかに残った固形物をキチンと口に収めていた。


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