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悪徳の性へ 
【学園物 官能小説】

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〜 補習 〜-3

 半開きの唇から黄ばみと茶色で彩られた汚物を覗かせる【補号】を確認し、僕は小さく頷いた。 本来ならこれで終わりにして、別なモニターをチェックするところだ。 しかし今日はゲストがいる。【補号】自身は自分に発せられた指示の理由をおおよそ理解しているだろうが、【30番】に事態を理解してもらうためにも、一言付け加えるのは無意味ではあるまい。
 
 別に【30番】に、なぜ補号がこのような命令を受けているのか理解させる必要などない。 しかし、説明してはいけないという法もない。

『無駄口が過ぎる。 立場を弁えろ』

「ふぁい!」

 我ながら完璧な説明だ。 少し丁寧過ぎたかもしれないが、かまうまい。 もし【30番】に人並みの知能があれば、無駄口を叩かないようになるだろう。 
 
『日付が変わるまでそのままでいるように。 日付が変わったらその下着を履きなおし、下着の上から2度連続でマスターベーションすること」

「ふぁい!」

「下着は1週間の間、交換を禁ずる」

「ふぁい!」

 1週間にしようか2週間にしようか迷ったが、1週間にした。 一度パリパリに乾いてしまったあとは反省材料にならない。 人は1週間で汚物に慣れる。 慣れたころに戻すくらいでちょうどいい。

 さて、いい加減『講習室』以外の状況もチェックしなければ。

『姿勢解除。 業務に戻れ』

「ふぁい!」

 【補号】が、がに股から第3姿勢を解くのを待たず、僕はコンソールを操作した。
 新しくBグループに入った生徒はもちろん、Cグループの新入生、去年の落第組、特進クラスも様子を知っておかなくては。   

 慢性的な眼精疲労からくる腫れぼったい僕の瞼。
 きっと、瞳もぼんやりと濁っているんだろう。


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