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〈熟肉の汁〉
【鬼畜 官能小説】

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〈脈動〉-15

(……もう嫌……もう耐えられない……)


シャンプーもボディーソープも一緒くたに手に取り、手酷く汚されてしまった頭髪や身体に擦り付けてゴシゴシと洗う。

ツルツルにされた秘肉は、飛び出した秘豆を仕舞い込めず、虐待された肛門も弛緩が進み、ズブズブと指が入り込んでしまうようになっていた。


壊された身体は、もう元には戻るまい。
汚された身体も、清潔さを取り戻すまい。


麻薬の如き背徳の快感を骨の髄まで教え込まれ、決して拭えないように擦り付けられてしまったのだから……。


恭子はボディーソープの泡を洗い流すと、フラフラとした足取りで自室に戻り、タオルで身体を拭いてパジャマを羽織ると、窓を開けて換気し、陰毛混じりのクリームと、自分で汚してしまった衣服をゴミ袋に詰め、床を雑巾で拭き始めた。


『もうテメェんトコには変態しか来ねえぜ?』

『汚えんだよ、このエロババア!』



幻聴に苛まされながら、恭子は必死になって片付けていく。

いったい何時までこんな酷い目に遭わされてしまうのか…?

頭の中で同じ事を何度となく自問自答するも、全ては強姦魔達の欲望のままだという答えしか導き出せない。

沈痛な面持ちには生気すら見えない……とりあえず散らかされた衣服は全て畳み、クローゼットや押し入れに適当に仕舞い……なんとか部屋は元に戻った……。


『……奥さん?』


今度ははっきりとした声で幻聴が聞こえた……恭子は頭までも可笑しくなったとぼんやりと思い、その声のする方に視線を向けた……それは幻聴ではなく、確かに存在した声……恭子の目の前には、痩せた体形をした天然パーマの若い男が、一人ぽつんと立っていた……。


『……奥さん……僕、僕……』


興奮しているのか、その男は瞳をウルウルと潤ませ、恭子の傍へと歩みを進めてきた……。

これはさっきの脅迫者の内の一人なのか?

もしも違うのなら、一喝して追い出す事も出来るし、警察に通報する事も出来る。
だが、どうしても恭子には確信が持てない。
ただ目の前に現れた男というだけでは、情報は不充分だからだ。


『奥さん……僕は奥さんを……』

「!!!」


男は恭子に抱き着くと、そのまま布団の上に重なるように押し倒した。

悲鳴をあげるべきか?

まだ迷いの最中にいる恭子の唇は、その男の唇によって塞がれてしまった。



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