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爛れる月面
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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3.広がる沙漠-24

「ううっ……、んっ……」
 徹は放出直後で敏感な亀頭を握り、悶える呻きを漏らして音を立てて扱き続ける。紅美子はその音を聞き、徹の表情を見下ろし、そして内部をかき回してくる指と自ら慰めるクリトリスの感覚に蕩け、傍らに置いていた長細いローターを手に取って見せた。
「コレ……、使ってるとこ……、見ててね?」
「う、うん……」
 徹の頭の横に手をついて覆いかぶさり、
「……徹のツバで濡らして」
 ローターを徹の唇に触れさせ、口の中に押し込んだ。徹は、おうっ、と声を漏らして、紅美子に言われるがままにロータ―の表面へ舌を這わせ、溜まっていた唾液で表面を舐め回した。潤沢に湿らせたローターを下腹部に押しあてる。痛いくらいに鼓動を早めて、スイッチに指を添えた。
「するね。見てて」
「うん……」
 スイッチを入れると驚くほどの振動がクリトリスにもたらされた。初めての感覚に紅美子は声も出せず腰をビクビクと震わせると更に強く押し付けた。振動はクリトリスから体の内部を伝って芯まで届いてきて雫の源泉が刺激される。
「あっ……、すごっ……。……こんなっ……んあっ」
 全身を波打たせて、紅美子は徹の目の前で玩具を使う妖しい悦楽により敏感になった体を慰めた。その様子を見ている徹が、思わず男茎を弄り回している音が背中から聞こえてくる。
「ヤ、ヤバいよ、徹……、これ」
「んんっ、クミちゃん、すごい……」
「指、もっとっ」
 徹が音を立てて指を動かすと、溢れた飛沫がヒタヒタと徹の頬まで飛んだ。それを浴びた瞬間、徹は大きな息を吐く。
「私のも、き、汚くない、よね?」
「うんっ……、クミちゃんのだもん。汚いわけない」
「……と、徹っ……」
 息を切らしながら紅美子が徹を覗きこんだ。「イクかも……」
「ク、クミちゃんも気持ちよくなってほしいっ……」
「でも、でもね……、何か、出そう……」
「……どうしたの」
「たぶん、潮……」紅美子は今にも涙を零しそうな潤んだ瞳で徹を見つめつづけていた。「おしっこのとこから、出る……、んあっ……」
「出していいよ、クミちゃん」
 徹が憑かれたような表情で紅美子に訴えた。どうなってしまうか深く考えていないようだが、目の前に徹の顔があるのに、尿道が搾られる感覚に妖しい誘惑に駆られ、
「んんっ……、だめ、ガマンできないっ……!」
 後ろに手をつきそうになるほど背を反らし、秘丘を前に突き出した。徹が紅美子の上壁を弄ると、すぐ傍に甘痛い感覚が強まる。ローターを離せばどうなるか、紅美子には分かっていたが、出していいよ、と言ってくれた徹の前でもう自制はきかなかった。
「徹っ……、イクッ……。……、……イッちゃうっ!!」
 絶頂の朦朧の中で、指に力が入らなくなった。ローターを徹の首元に落とすと、直後に照明に煌めかせながら下腹部から飛沫をまき散らし、徹の顔面へ降り注いだ。顔中に紅美子の聖水を受けた徹は、それを喉に通したい妄執のためか、口をパクパクとさせて、むしろ顔を上げて飛沫を迎えに行っていた。
 息を切らせて徹の体の上に尻もちをつくと、支えていられなくなってそのまま後ろへゆっくりと倒れこんだ。
「クミちゃん……。愛してるよ。……大好き」
 徹の声が聞こえて、彼の顔の前で開いた脚の間に息が吹きかかるのを感じた。徹の唇が絶頂直後の紅美子の柔門に添えられ、花弁を広げてくる。差し出した舌がクリトリスを突き、弾いてくると腰が激しく痙攣した。徹の体の上から落ちてしまいそうになるのを腕で腰を抱きしめられる。
「やっ……、だめっ……」
 身悶える紅美子の股間から、クリトリスへの濃厚なキスの音と、入れっぱなしの指で溢れさせた雫を啜る音が交互に聞こえる。「……徹、……ちょっ、だめっ……。まだ、したばっかりだから、……すごい敏感になってるのっ、……ちょっとっ、と、徹ぅっ……」
「んぐっ……、ク、クミちゃんだって……」キスの合間に声が聞こえてくる。「お、俺が出してすぐの、イジめてくる……」
「徹は私をイジメたらっ、ダメっ……」
 手の甲を鼻先に押しあてたが、舌足らずな声で喘ぎが漏れてしまう。恥しい体勢だが、積極的な徹が嬉しい。
「イジメてない。愛してるんだ」
 と言って、まだ振動を続けている紅美子が離したローターを手に取ると、指を挿れている直上のクリトリスへ再び押しあてた。
「うああっ!!」
 大きな声を上げて、徹の鼻息を感じるほどの距離なのに、尿道から潮が飛んだ。
「んんっ……、ごめんね、クミちゃん。……お、俺、クミちゃんも、こうやってたくさん愛してあげてこなかった……。ごめんね。これからは、いっぱい愛する。いっぱい気持よくしてあげたい」
「ああっ……、気持ちいいっ……。徹っ。すごい、きもちいい……」


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