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透明な滴の物語V
【同性愛♀ 官能小説】

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密告の代償-3


麻衣は千帆の目を見つめながら言った。
「これ、私たちだけの秘密にしようね。みんなには内緒ね」
やっと千帆の表情もほぐれてきた。
「うん。今日のことは、ぜんぶ私たちの秘密ね」

麻衣の頭にある企みがひらめいた。
(そうだ!私はあの日、お姉ちゃんから癒されたんだった)
病院で浣腸されてこの部屋に帰り、尻穴でオナニーしたあと、姉から慰めてもらった。
それを千帆に施してあげることを思いついたのだ。

「でもその前に、千帆は私の浣腸のこと、みんなに喋っちゃったから、お仕置きね」
千帆はハッとして見上げた。
しかし、麻衣の目は笑っていた。
「大丈夫よ!いじめたりしないから」
麻衣は子どもが悪戯を思いついたような表情で、また千帆の唇に軽くキスをした。
「さあ、千帆、お仕置きするから下を脱いで」
「でも…」
脱ぐように言われて躊躇したが、今は麻衣を信用するしかなかった。
決心して立ち上がると千帆は制服のスカートを脱ぎ始めた。
スカートが落ちると、小麦色の引き締まった脚が露わになった。
「ちょっと待っていてね」
麻衣は部屋を出ていった。

部屋に戻ってきた麻衣を見て、千帆の目は再び驚きに変わった。
麻衣の手にしていたもの。
それは、使い捨てのビニール手袋と小皿に取り分けられたオイルだった。

千帆の記憶の時計が中学3年の夏にさかのぼる。
あの古い診療所での夜。
二度の浣腸に失敗した千帆は絶望感に打ちのめされ、大人たちに泣きながら助けを乞った。
その後、看護師が持ってきたのが、ぴっちりした医療用のゴム手袋と尻穴に塗り込むためのワセリンだった。
今の麻衣は、あの時の看護師の姿と重なった。

「あぁ…、麻衣。なにするの?」



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