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透明な滴の物語V
【同性愛♀ 官能小説】

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小さな町の夜-2

千帆の顔は苦痛と羞恥が入り混じり赤く染まった。

医師は奥へ下がってしまい、看護師とコーチで千帆の浣腸を行うことになった。
二人は千帆を横向きに寝かすと白いショーツを下げた。
テニスで引き締まった形の良い尻が現れた。
看護師がその尻を割り開くと、奥に色の濃いすぼみが潜んでいた。
その中心にワセリンが塗り込められる。
「いやっ!」
本能的に腰を引いて逃げようとするが、看護師がそれを戻した。
「だめよ。じっとしてなさい」
肛門を這い回る指の感触が、沈殿していた羞恥心をかき混ぜる。
「お嬢さんは、浣腸は初めてなの?」
千帆は顔を赤くしたまま無言で頷く。
「すぐ終わるわよ。はい、お口を開けて深呼吸してね」
言われたとおりに口を開ける。
肩を押さえているコーチの視線を感じた。
思わず、自分の長い髪で顔を覆った。

看護師が手に持つ浣腸の先端がワセリンで鈍く光る穴の中心を狙う。
プラスチックのチューブが埋め込まれていく。
ついに千帆の尻穴は初体験を許してしまった。
「あぁ〜…」
ずるずると奥深く侵入される味わったことのない感触に千帆はおびえた。
そして、直腸の奥深くまで入った先端から噴射される浣腸液を感じた。

「お嬢さん、ガマンしてから出してね」
看護師に支えられながら診察室を出てよろよろとトイレへ向かう。

薄暗い蛍光灯のトイレは和式だった。
千帆は便意が高まるとジャージとショーツを下ろしてしゃがんだ。
シャーーッ!
先ほど入れられた浣腸液が一直線に放水される。
排尿と似ているように感じたが、出てくる穴が肛門であることに一種の不思議さをおぼえた。
しかし、浣腸液の排出を終えてしまうと千帆の便意は弱まってしまった。
そして、それ以上は何もなく終わってしまったのだ。



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