謎の女-8
矢沢はこれから乱れ狂ういやらしい若菜の姿を思い浮かべながら電話をする。どうやら繋がったようだ。
「あ、亮子ちゃん?いつもの頼むよ。スカイインホテルの501号だ。ん?ああ。初めてだからそんぐらいでいいだろう。じゃあ。」
電話を切る。
「いつもたいてい街中にはいないんだけど、今日は珍しくこの近くにいるみたいでね。すぐ来るってさ。」
「楽しみ…」
そんな若菜にもう待ちきれない矢沢は歩み寄る。そして若菜の背中を壁に押し当てる。
「果歩も出会った頃はこのオッパイのように張りがあってプルンプルンしてたっけな…。」
再び胸に手を当てゆっくりと揉む。
「元奥さんもレイプで手に入れたって本当…?」
「ああ。果歩はモデルでね。昔から美しかったよ。レイプして暫く遊び道具として散々エロい事してやってるうちに、それが喜びに変わったんだってさ。で、しょうがないから彼女にしてやったんだよ。そしたら俺も段々はまってまってさ。レイプから足を洗ってから亮子に出会うまでは果歩一筋だったんだよ。」
「なら浮気なんてしなきゃ良かったのに…。」
「俺もするつもりはなかったんだよ。でもな、あいつは魔性の女だ。魂が引き込まれていくようだったよ。それと同じ感覚を今、若菜ちゃんに感じてるんだよね…へへへ…」
ブラトップの上から指で乳首を摘む。
「ああん…」
「へへへ、乳首が浮き上がる程ピンピンしてら。男を手玉にしてしまいそうな女でもいじるとこいじればアンアン喘ぐんたよね。アニキもそれが大好きだったよ。」
「し、しょうがないでしょ…」
若菜は愛液がジュワッと滲ませてしまう。それを見越したかのように手が再び下腹部へ忍び込ませる。今度はパンティの中に直接だ。
「あっ…!」
カクンと膝が折れる。矢沢の指が割れ目を往復する。
「あーあー、ビチョビチョだ。濡れまくりじゃないか、若菜ちゃん。エロいなぁ…。」
好きに体をいじらせるのも、屈辱の悶え姿をさらすのも、全てはリョー確保の為だ。リョー確保の為なら矢沢とセックスまでする覚悟さえ決めていた。矢沢の指が活発に動くにつれ、クチュクチュ、クチュクチュと恥ずかしい音は大きくなる一方だ。
「んああん…!!」
突き立てられた矢沢の中指が若菜の膣に挿入された瞬間、ドアをノックする音が聞こえた。
「ちっ、マジで早かったな。指でイカせてからでも良かったのにな。」
若菜の膣から指を抜き目の前で見せつける。
「ククク、ほら。」
若菜の目にたっぷりと指に絡みついた恥汁が映る。屈辱だ。しかしもうリョーはドア一枚の向こうにいる。目的の為には若菜はプライドなど捨てる事を惜しまない。全ては田口をその手にする瞬間の為だ。
矢沢がドアを開ける。すると自分と同じぐらいの年齢の、たしかに魔性じみた女が見えた。
「早かったね。」
「今日は予定変更してここらにいたからね。」
そう言って若菜をチラッと見た。
「へ〜、今夜はかなりの女の子をゲットしたじゃん。嫉妬するわぁ。」
不敵な笑みを浮かべて中へと入ってきた。一言で言えば茶髪の色白のサーファーギャルだ。いかにも男好きそうな雰囲気を持っている。顔はかなりの美形だ。猫のような雰囲気は小悪魔系と呼ぶに相応しい女だ。若菜は俯き、そして必死で体から快感を抜こうとしていた。