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汚飾症候群
【フェチ/マニア 官能小説】

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汚染-1

―21:53 自室―

「遅くなってすみませんお姉様。」
紗雪は事後の後始末をしたあとシャワーを浴びて今やっと戻ってきたのだ。
体と風呂場両方の匂いを落とさなければならないのだから仕方ない。
「別に怒ってなんかいないわよ。…まだお母さんが帰ってくるまで時間は大丈夫だと思うけど、あまり長居しても悪いから今日は帰るわ。」
「……。」
紗雪はホッとしたような少し淋しいような複雑な表情で黙っている。
「明日の宿題を出していくわね。」
「え…?」
「紗雪、これは何かしら?」
そう言って差し出したのは…。
「あっ‥!!それは…。」
家具に隠れて目立たない小さな収納スペースに隠しておいた水色のドット柄のショーツだった。
本来は純白の白地のはずなのだが股の部分を中心にお尻の方までくすんだ黄色い染みが広がっている。
「ねぇ?これどうしてこんなに汚れているの?」
「……。」
「言ったでしょ?紗雪の全てを曝け出してって。自分の口でちゃんと言ってごらんなさい。」
もちろんこのショーツが何を意味しているかはわかってる。
しかし紗雪自身にそれを告白させなくては面白くないし、紗雪もそうされることを密かに期待しているに違いない。
「…おしっこをおもらししたからです…うぅ。」
「へぇ…。でも見たところおもらししてから随分経ってるみたいだけど。何で洗濯しないのかしら?」
「それは…ぁん…汚れたショーツを履いておもらしすると気持ち良いから‥です。」
案の定紗雪は自分の恥ずかしい秘密を告白されることに激しく性的興奮を感じているみたいね。
顔は惚けて赤く染まり息遣いも熱っぽく微かな喘ぎ声すら混じっている。
「あらそうだったの?それにしてもすごい匂い…。このショーツで何回くらいおもらししたのかしら?」
「‥五回くらいですぅ。」
「おしっこ臭いショーツ履くの好き?」
「好きぃ‥おしっこの匂い嗅ぎながらおもらしオナニーするの大好きなのぉ!」体を洗ったばかりだというのにこのまま放っておいたらまたオナニーしそうな勢いね。
「そう…。じゃあ明日はこれを履いて学校に行きなさい。」
「えっ…?」
「朝、家を出るまではトイレに行っても良いわ。でも学校にいる間、トイレは一切禁止よ。」
「そんな‥匂いでクラスのみんなにばれちゃいます!」
言われてみれば確かにそうだ。
今日一日ですっかり匂いの感覚が麻痺してしまっているけど、普通の人間からしたら明らかに異臭を感じとるだろう。
こんな楽しいことに無粋な邪魔が入るのはなるべく避けたいところだ。
「じゃあこうしましょう。このおもらしショーツの上からもう一枚ショーツを履いて来なさい。」
「二枚履きならそこまで匂わないから大丈夫。いいわね?」
「……わかりました。お姉様。」

ふふっ明日が楽しみね。
どんな可愛い姿を見せてくれるのかしら?
明日がこんなに待ち遠しいと感じるのは何時ぶりだろうか、と自問自答しながら翠は一人暗い夜道の中家路を急ぐのだった。


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