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汚飾症候群
【フェチ/マニア 官能小説】

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汚染-2

―7:21 自室―

朝起きた私は今制服に着替えている。
着替え終わってから一旦履いていたショーツを脱ぎ、おしっこ染みで黄ばんだドット柄のショーツに足を通す。
「んっ…。」
すえたアンモニアの匂いが鼻を突く。
本来なら嫌悪されてしかるべきはずのこの匂いも今では性的衝動が促進されるようになってしまっていた。
このショーツを履く=おしっこのおもらしをするというパブロフの犬みたいな条件反射が染み付きつつあるのかもしれない。
私は昂ぶる興奮を抑えてそのショーツの上からもう一枚綿のショーツを履く。
厚手のものにしたのは少しでも匂いが洩れないようにとの自分なりの工夫だった。
だいぶ匂いは落ち着いた気もするけど自分の鼻だからあまりあてにならない。
それに今日は学校ではトイレに行かせてもらえないのだ。
そっちの心配もしなくてはいけない。
「本当に放課後まで我慢出来るのかしら…。」


―10:48 三限目授業中―

もう気のせいとは言えないくらいショーツの匂いを感じるようになってきた。
(教室に着いたばかりの頃はあまり気にならなかったのに…。)
時間が経つにつれ体温で温められて匂うようになってきたのかもしれない。

―12:24 中庭―

あれから授業中以外は出来るだけ人を避けて行動するようにした。
用もないのに校庭に出たりトイレの個室にこもったり。
そして今は昼休憩。
当然食堂では食べられないのでこうして人目を避けて中庭へやって来たのだ。
好物のハムチーズベーグルサンドを食べながらふと疑問が頭を過る。
(放課後になったらそのまま帰ってしまって良いのかしら‥?)
(…いや、お姉様のことだ。このまま終わりということは考え難いよね。)
そんなことを考えていると昨日の鮮烈な記憶が蘇ってくる。
自分だけの秘密の一人遊び。
誰にも知られてはいけない、誰にも理解されるわけがない…そう思っていたのに。
お姉様は私を受けとめてくれた。
私の汚い欲望ごと受けとめて尚且つその欲望をも促し導いて下さっている。
それなら私は……。
そうだ欲望に素直になろう。抑圧するのではなく気持ち良いと思うことを正直に追い求めていこう。
それが私にとってもお姉様にとっても幸せなこと。
そう信じて…。

手にしたペットボトルの紅茶を飲む。
ずっとトイレに行っていないので尿意は結構切迫している。
(‥紅茶もう一本買ってこようかな?)
まだ半分以上残っていた紅茶を飲み終えてから私は再び食堂に向かって歩き出した。


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