投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

惚れ薬
【その他 官能小説】

惚れ薬の最初へ 惚れ薬 30 惚れ薬 32 惚れ薬の最後へ

果肉甘いか酸っぱいか(2)-3

 上から見下ろす優花の肢体。骨盤に沿った腰から太ももへの肉付きはそれなりのふくよかさは見られるが、全体にはまだ子供の体形を残している。しかし、だからといって逡巡は起こらない。
 密やかに育まれてきた白桃を思わせるデルタの盛り上がり。陰毛は薄いからすべてがよく見える。
 優花は俺に向けて心持ち脚を開いた。
(その気になっている…)
 
 美しい性器である。そう思った。大陰唇は滑らかに透けるほど白く、光沢さえ放っている。内に畏まった小さな唇もくすみのないピンク色が鮮やかだ。
(大人になりきっていない…)
色素の具合など個人差はあるが、これほど黒ずみがないのは幼く、成長途上ということであろう。その愛らしい割れ目が一人前に潤っているのがいじらしい。

 陰核は完全に皮に包まれていて、突起という大きさではない。
俺の舌はまず中央部に触れた。
「ああ!いや!」
裂け目に沿って液を舐め取るように辿る。
「ああ!お兄さん!熱い!」
優花は引き攣った声を発しながら上へ上へと伸び上がっていく。太腿を押さえこんで舌先は柔襞を絡める。
「熱いよ!熱い!痺れてくるぅ!」
優花は『熱い』を連発して悶えた。熱い、というのは快感を意味しているようだ。その波に翻弄されてまったく制御が利かなくなっているとみえる。

 臭いがたまらない。幼い淫臭がツンときて酔いしれる。俺は裂け目を舐め回した。
「ああ!あたし、どこかへいっちゃいそう!」
口走る優花の言葉は何ともエロチックに聞こえ、俺はもう挿入の欲求を抑えることが出来なかった。
「優花ちゃん、するよ。Hするよ」
優花は目を開けるのがやっとである。
 開脚も抵抗はない。にじり寄ってふと過ったのは出血のことである。沙織の時はたじろぐほどの鮮血がシーツを染めた。それを思い出したのだ。ベッドでは処理が困難だ。
「優花ちゃん、バスタオルある?」
優花は恍惚としたまま、
「タンスの、一番下…」
何に使うのか知ってか知らずか、訊くこともなく脚を開いた体勢を保ったまま言った。

 尻を持ち上げてタオルを敷くや、膝を折って素早く先端を溝に潜らせてぬめりをまぶした。
「あ…」
「すぐ終わるからね。入れるよ。セックスするんだよ」
優花は目を瞑ったままこれから起こる未知の体験に身構えた。
「優花…」
裂け目が押し開かれ、しかし、すぐに押し返すような狭窄部の抵抗を感じた。阻む秘境。大人の膣口なら吸い込まれるごとく潜り込むところだ。
 優花の口がきつく結ばれている。
体重をかけてぬっと差し込む。
「い!痛い!」
優花の顔が泣き顔のように崩れていく。腕を掴んで引きつけた。
「いくよ、優花ちゃん」
一気にのしかかった。
「いいい!あう!」
メリメリ、と、音はしないが、盛り上がった土手がひしゃげた。
「熱いぃ!お兄さん!」
初めて異物を迎える膣路の貫通は裂くような感覚があった。湿潤は足りていても膣そのものが狭い。それだけに圧迫が生み出す快感は全身を走り抜け、俺はいったん息を整えて上昇を堪えなければならなかった。

 (おお!)
愛らしい陰門は見事に俺を呑み込んでいる。
「くうう…」
優花は健気にも声を押し殺して必死の形相だ。目尻から一筋流れ落ちる涙は苦痛のためか。
 とろとろの膣壁に包まれていながらゴムのような締め付けがくる。いや、締めつけているのではない。骨格や形状が未発達なのかもしれない。
「もう終わるよ。出すよ、優花ちゃん」
俺は昂奮のあまり声が掠れていた。確かな抽送が痺れを呼ぶ。
「優花ちゃんの中に出すんだよ。精液だよ、精液だよ」
優花に言っているというより自分に言い聞かせていた。結合部がはっきり見える。まさに突き刺さっている。
(優花に入れている!入っている!)

 押し込み、引き抜く。狭い膣管に亀頭が潰れそうだ。
「ああ!」
優花の首筋に血管が浮き出て目いっぱい踏ん張っている。
(痛いか、我慢しろ、優花)
 瞼の裏に白い光が瞬いて、がくんと体が折れた。夥しい射精が起こった。
「優花!」
「お兄さん!」
優花は俺に合わせて声を絞り出していた。


惚れ薬の最初へ 惚れ薬 30 惚れ薬 32 惚れ薬の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前