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惚れ薬
【その他 官能小説】

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美少女初摘み(1)-1

 どうやって沙織に薬を飲ませるか。いざ考えてみると難題である。
彼女がW女子高に通っているのは知っている。しかし帰宅途中に声をかけたってついてくるはずはない。それが安田の耳にでも入ったらとんでもないことになる。
(どうするか…)
そもそも接触すること自体が至難のことであった。しかし何とかしなければ。……
 チャンスがあるかどうか、とりあえず、ふだんの行動を知る必要がある。まずそこからだ。俺は活路を見いだせないまま闇の中で闘志を燃え立たせていた。

 俺は出来る限り避けていた安田に近づいて話をするように努めた。情報源はそこしかない。
心にもない褒め言葉を駆使しておべっかを連発しているうちに、やはり一人娘のこととなると歯の浮いたお世辞でも相好を崩してメロメロになることがわかった。予想してはいたが呆れるほどの親ばかぶりであった。
 俺はここぞとばかりに沙織に焦点を絞って持ち上げた。品のいいお嬢さんだとか、才色兼備だとか、やはりご両親の血筋でしょうか、など、思いつくまま並べ立てた。
 何を言っても安田は謙遜すらしない。それどころか嬉しそうに自ら頷くばかりである。だがそれに伴って口も滑らかになり、いくつかの行動パターンを知ることが出来た。
 休日以外は下校後毎日塾へ通っているという。平日は五時から、土曜日は三時から始まるようだ。
「帰りが心配なんだよ」
「あんなに有名校へ行っていても塾へ行くんですか?」
「当然さ。みんなそうだよ。そこらの二流大学なら遊んでても入れるがな。うちはもっといいところを目指しているからね。普通の勉強じゃ追いつかないんだよ」
心配を口にしながら進学先の見栄の方が重要な口ぶりに聞こえた。
「まあ、学年でも上位にいるようだから、何とかなるんじゃないか」
 塾は有名な進学塾である。会話の中で場所も聞き出した。学校から塾に直行し、終わると真っすぐ帰宅する。授業は九時まであるらしい。時間、コースを考えるとチャンスはなさそうだが、一度後を付けてみることにした。


 ある日、そのまま直帰できるように予定を組んだ。訪問先をやたらと多くしてスケジュールボードを埋め尽して、実際はご機機嫌伺いで済ませるのだ。具体的な営業目的がないのだから顔を見せるようなもので件数があっても簡単に終る。重要な案件がない時に限られるが、割引の時間帯に風俗へ行く時に使う手だった。

 早めに女子高の最寄駅で待機した。
(来る来る…)
目映いばかりのピチピチの女子高生がぞろぞろ歩いて来る。この近辺にはいくつかの学校がある。明るく弾ける笑顔、つんと澄ました子、多少噐量が悪かろうが肥っていようがみんな初初しくて眩しく見える。
 来た…。(!沙織!)
沙織は際立って目を惹いた。後光が差すという表現は決して大袈裟ではない。目鼻立ちも肌の白さもスタイルもどこを取っても震えを覚える美しさである。その上、一年ぶりに見た印象は一段と大人びていた。胸の膨らみ、尻の張り具合、太もも、しっとりとした艶やかさ、明らかな成長を感じさせる匂うような色気があった。すれ違って振り返る男が何人かいる。それほどの上玉だ。安田の娘とはとても思えない。トビが鷹、どころではない。
(こんな美少女を自由にできるのか?いや、何としても抱きたい、抱くんだ…)


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