珍客商売〜堕ちた女武芸者〜
【歴史物 官能小説】

リレー小説『暴れん棒将軍』から派生した番外編。当初リレー小説としてスタートしましたが、個人名義で再発表しました。再編集して書き下ろし部分を加えています。

秋山　藤兵衛（60）：『紀州の小天狗』と異名をとる柳剛流の達人。酒好き女好き。若い女房と悠々自適の余生を送る。
秋山　大二郎（25）：藤兵衛の息子。父と同じく剣の達人だが堅物。椿に懸想しており、想いを打ち明けられずにいる。
お夏（17）：藤兵衛の妻。元・住み込みの女中で藤兵衛に手篭めにされ、そのまま夫婦となった。
笹原　椿（19）：老中・沼田義興の妾腹の娘。家臣の養女として育てられた。気が強く、剣の腕前に自信を持っている。
沼田　義興（52）：老中。幕府の権勢を握る。
生駒の静音（18）：公儀お庭番の女忍者。腕前はまだ未熟。処女。
かんざしお京（22）：四谷に住む女岡っ引き。父・仏の長兵衛の跡を継いでお上の御用を勤める。
大川　了順（63）：蘭方医。藤兵衛の親友。
相州屋　宗右衛門（57）：廻船問屋。密貿易に精を出す悪徳商人。
松元　寿伯（65）：御典医。品川に広大な別宅を持つ。
山鹿　玄斎（41）：宝蔵院流の槍の達人。寿伯の屋敷の食客。
陳　大人（35）：筋骨逞しい支那人。相州屋の手先。