PiPi's World 投稿小説

狼たちの挽歌
その他リレー小説 - コメディ

の最初へ
 0
 2
の最後へ

狼たちの挽歌 2

「警察だ。銃を捨てろ。全く、最近の若い奴は・・・。盗撮が犯罪だということも理解できないのか!?」
!!!
こうして俺は銃刀法違反で逮捕され、服役することとなってしまったのだ。

俺は出所後、ビート猛の弟子になるため、ビート猛の人気番組「糞雲たけし城」に参戦することにした。
無論ビート猛にアピールするためだ。俺は早速エントリーした。
俺は万全の態勢で臨んだ。今日のために勉強もした、練習もした、すべては今日のために…。
「それではエントリーナンバー6番さんの登場で〜す!!」
「うおおおぉぉぉぉっ!!!」
俺は駆け出した、すべては今日のために、“全裸”で。
「どーも皆さーん!ごらんのとおり僕変態でぇーーーすっ!!それじゃあここで今からオナニーしまあーっす!!」
俺はその場でシゴいた、客は引いている、しかしそんなことばどうでもいい。

(俺は……精一杯やった………。)
一筋の涙が流れた………。
「…さて、コイツどうしますか、猛さん?」
「ファッキンジャップぐらいわかれ、馬鹿やろう」
「いや、んなこと聞いてないっす」

収録が終わり、ここはビートゥ・猛の楽屋。俺はスタッフ達にこってり絞られていた。


しかしまあ、こう言っちゃ何だが、俺はてんで反省しちゃいない。
俺は確かに自分がおもしろいと思ったことに従っただけだ。
…まあ、たとえ結果がどうあれ、自分の笑いを信じるしかない俺に、反省などできるはずもないのだ。

「大体あんたね〜、頭おかしいんじゃないの?自分が何してたかわかる?」

「ナニですけど、それが?」

猛の目が光った。

SNSでこの小説を紹介

コメディの他のリレー小説

こちらから小説を探す