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俺の守り神・ぷらす
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俺の守り神・ぷらす 8

その私の後ろには水名とアースもいました。
「赤ワインは肌にいい!!」
テレビが言う。それに…おー!!、と声を上げる二人。
そして…
「わったしっは、みっずのーかみー♪みーなちゃん♪」
「…………………グビグビ、あーしゅでしゅ♪」
飲まれている二人。真木は二人にからまれて大変そうである。
「私はー…魔法少女ミーナ♪」
くるりんと一回転する水名。
「………………ミナたーん」
二人ともいい感じである。
「まぁ、いいですわ。家はすぐそこですし…」
波乱が待っているとは知らずに家路に急いでいた…。

コト…
「おぉ青年、お茶とは気がきいておるな」
「おもてなしくらいできるッスから」
オッサンはズズズ…とお茶を飲み始めた。
その時…
ガチャリ…
「あ…帰ってき…」
「まちゃるー♪我は帰ったのだー♪」
驚く俺とオッサン。水名…の声だよな?
「うわっ!?どした!?」
そこには顔が真っ赤な水名とアース。真木はスーパーの袋を持ちながら俺に向かって謝っている。火芽と美雷は…態度からして…関係無いのだろう。
「ねー、ましゃる♪赤ワインおいひいよ〜♪」
「赤ワイン買ったのか!?」
「…………………地震」
もはやアースは意味が分からない。
「せ、先輩…これ…」
ああ、と呆然として袋を受け取る。水名は今にでも倒れそうにフラフラしてる。
「あ…お前らに客が…?」
全員首をかしげていたが水名が…
「だーれだ?♪」
居間のドアを開ける。そこにはオッサン。それなのに皆は驚きの表情。
「…パパ?」
「元気でやってるか、水名?みんなはどうかな?」
体に雷が走った。
「………パパ…って?」
「紹介が遅れたな青年…いや優君。水名の父の神名だ」
「あ、ど…うも…」
思考出来なかった。
「さて…久しぶりに水名と二人で話したい。いいかね?」
居間から出る。水名は呆然と立ち尽くしていた。

「なぁ…どうゆうことなんだ?」
廊下で会議をする。台所も入れないので昼飯も作れないでいた。
「…………………鍋」
「いや、アースは自分の部屋で寝てろ」
アースはヨタヨタと自分の部屋に向かった。
「なんででしょう〜?♪」
「わ、分からないですね…」
「きっと娘の様子でも見に来たんじゃないですの?」
「なるほど…でも水名は…」
沈黙が場を埋める。そう水名は今、グテングテンである。

「…水名、元気か?」
「は〜い♪ちょ〜元気♪」
「そうか…ところでもしかして…」
「ちょ〜元気だよ♪」
「そうか…それでお酒を…」
「…のんでまへんよ♪」
「いや…飲んでる」
「うぇぇぇん!!!!パパがいじめる〜!!」
「………………」
水名は厄介だった。普通でも厄介なのに酒が入ったらもっと厄介である。

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