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俺の守り神・ぷらす
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俺の守り神・ぷらす 20

お菓子、ジュース、遊びに行こう、ほとんどこの3つしか言わなかった。
そうそう…季節が普通に戻った。今は立派な秋で紅葉もちゃんとしている。水名に何故かを聞いたら…神だから♪…とまた意味不明である。きっとオッサンか水世さんがしてくれたのだろう。
「えいっ♪」
「また蹴っ…うわぁぁぁぁぁ!!!!」
なんと佐倉さんから告られた。答えは11月…つまり明日まで待ってもらっている。10月いっぱいは水名と遊んでやりたいと思ったからだ。
雄太はそのことで一回絶交したが、サンドイッチ(卵)で仲直りした。
「かっこよかったわ、優♪」
「げほっ…げほっ…てめー…!!」
今日は10月31日。珍しく水名からのお誘いだった。あのプールにまた行こう…って。
二人とも今日が最後なのは分かってる。だから今日は今までで一番楽しく遊ぶことに決めた。
「優♪私に追いつけてないじゃん♪」
「うるせーよ。ミナは水面を歩いてんじゃねーか」
幸いにも貸しきり。きっと何をしても大丈夫だろう。
「優、昼ご飯にしましょう?」
「あ…そうだな…じゃああそこのテーブルに座っててくれ」
家から持ってきた弁当をパクパク食べる俺と水名。
「ね…優?帰りにあの公園に寄っていい?」
「え…?あ…いいよ」
普通に…何ごともないようにお別れの約束をした。

帰り…
話ながら帰ることにした。こんなにも長い時間、水名と話したことはなかったかもしれない。そして公園についた…。

ベンチに座り、2人で夕焼けを見た。


「きれー…」
「あぁ…そうだな…」
「私と夕焼け、どっちが綺麗?」
「夕焼け」
「むぅ…即答したわね…」
「つか夕焼けと比べるなよ」
「相手が悪過ぎたかしら…」
「もうちょっとレベル下げろ」
「じゃあ…優名とは?」
「……それは困る」
「むふふ…彼女への答えはどうするのだ?」
「ちっ…ミナ…知ってたのか…」
「私のおかげなのにその態度なの〜?」
「っかしーと思ってだんだよなー…やっぱり裏があったのかよ?」
「ふふふ…でも優名は本気で貴方を愛してるわ♪」
「………………」
「ところでどっちが可愛い?」
「佐倉さん」
「ひっどー!!何で!?」
「ミナの可愛さは裏があるからな。純粋な可愛さには負ける」
「もう優なんて知ーらない!!」
……………………

「陽が沈んできたな…」

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