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ぼく
その他リレー小説 - サイコ

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ぼく 4

     ………あそぼうよ………

ふと脳の奥で、そんな声がした。
「え?」と彼は顔を上げる。
…気のせいか。
ええっとなに考えてたんだっけ。そうだそうだ。リレー小説の…
もうっ!母さんうるさいなあ!ひとが かんがえごと してるのに
シズカニ シテ クレナイカナア

『あし』は、一階にいる母親に、カッターナイフ片手に文句を言いに行った。
トントントン・・・・台所から野菜を刻む音が聞こえる。テレビではバラエティ番組をやっているようだ。笑い声がきこえる。

アハハアハハハハハ

トントントントントン
キャハハキャハハハハ
トントントントントン
うるさいな スゴくミミザワリなおとダ

けさないと

ミンなガめイわクすルね

ボクはかったーヲにギル
私は人参を包丁で刻む。今日は私の息子の好きなカレー。さてと、急がなきゃ間に合わないわ。「・・・おかあさん」私が振り向くとそこには息子がいた。「どうしたの?具合でも悪いのかしら?」息子はひどくうつむいている。「・・ル・・ン・・・ヨ・・・」「何?良く聞こえないわ。」「うルさいンダ!」そう叫んで顔を上げた息子の手にはカッターがあった。

ウルサイウルサイ ぜんぶ なくなれ 

ぼくは かったーをふりあげる 

「―!何するつもり?!」

オマエ ガ ウルサイノガ イケナイ

ぼくは ソイツの ノドヲ えぐる


あかい あかい キレイナ 血
のどが 切り裂かれて しゅこーしゅこー
出て来たよ アワが イッパイ 出てきて

カニみたい 笑エル

ボク 笑いナガラ 喉のアワに 手を差し込んで
引き千切ッタ アワガ
ぶくぶく 弾ける オト した 気ガスル
ブクブクブクブクブクブクブクブブブブブブブブブ

お母サン 蝿ニ ナッタノ?

蝿ハ きらイだ アいつもシロくて うねうねうねうねグニュグニュグニュ 

ツぶソウ うねうねモ ゼンぶ

ボク は ふラいパンで
真ッ赤ナあわヲフく ソいツ を 殴った

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