ぼく 3
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あかい ちの うみ
ソノナカニ タツ
一人の 少年
てには ないふ
シタタル アカイ チ
静寂
からだを くわれた したい
カオヲ キザマレタ シタイ
銃で 頭を 撃たれた 死体
わらいごえ
ショウネンハ ワラウ
あたらしい 「ぼく」は わらう
いつまでも
いつまでも
もう だれもいない
・・・・ツマンナイ
サガシニイコウ
どこかへ
トオクノマチヘ
ある街で起こった事。 とびっきり残酷で
刺激的で 可哀想で
愉しくて 気持ち悪くて狂ったどんちゃん騒ぎ。まだ主役は満足していない。満たされない祭りは続いていく。主役を変えて舞台も変えて。
ぼくはナイフヲもってチにまミれテアそビつづけル
永遠に満たされない狂宴は続いていく。
ねえ アソボウヨ
タノシマセテ ハヤクこの ナイフで キザンデ きりさいて ツキサシテ めをえぐって バラバラニシテ
とにかく タノシミタイ
クスクスクスクスクスクスクス・・・・・
【完】
なんて。
なんだか投稿小説にハマりまくっちゃったな。
携帯電話をいじりながら、あるサイトで『あし』と名乗っている少年はふと笑った。
彼は今、どこのだれとも知らないだれかと一遍の小説を書き上げていた。
『ぼく』という題名の小説。
なんだか狂気が伝染していくサイコ小説だが、『あし』は完成したそれを読んでクスッと笑った。
狂気が伝染?ありえないし。
だれだ?最初にそんなネタにしたの。
…おれか。