「攻撃目標は……」
「韓日トンネルだ……技研からバンカーバスターの試作品を攻撃する」
韓日トンネルはかなり前から韓国政府が独断で工事を進めており日本政府は水面下であるが工事停止を要請、しかしことごとく無視されている。
「某発展途上国に敷設した橋が数年で崩落させるような建設会社がある国だ……犠牲者が幾らでるが知った事ではない……」
日本と朝鮮半島の間の海域にトンネルなんて作る必要も無い……それが日本政府の見解であった。現にドーバー海峡に敷設されたトンネルでは不法移民の侵入で損害が出ている。
「攻撃隊発艦します」
「米軍はミサイル基地ですか？」
「最もそこはロケット発射基地だがね……」
其々の艦載機は制空圏を失った韓国領空内に侵入、そして攻撃目標を完全に破壊したのである。
被害状況は双方とも甚大……この戦争の継続所かその後の国家財政すら危ういだ。日本もアメリカもこの事を知って実行に移した。これ以上の戦争を出来なくする為であるが韓日トンネルの場合は“制裁”の意味合いも含まれておりトンネルの複数の区間が同時に天井が破壊され全区間が完全に水没、戦争に伴い工事は中断していたが韓国政府のダメージは計り知れない。



数日後、韓国政府は停戦協議に応じる事を決めた。