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日ノ丸ノ国戦争白書
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日ノ丸ノ国戦争白書 4




ここで、この世界の日本を説明しよう。
この世界の日本の名称は『日本皇国』と言う。
『大日本帝国』を構成する1国であり、また帝国内を纏めるリーダー国家でもある。
『大日本帝国』を構成する国は『日本皇国』の他、『アイヌ王国』・『琉球王国』・『台湾公国』・『瑞穂諸島王国』・『呂宗共和国』・『南洋諸島連合』・『北方諸侯連合』である。
『アイヌ王国』は我々の世界で言う北海道を中心に、樺太・千島列島・アリューシャン列島・アラスカ地方を領土に持つ。『大日本帝国』内で『日本皇国』に次ぐナンバー2の国力を持つ。
『琉球王国』はその名の通り、沖縄本島を中心とした国家である。貿易と観光が主な産業である。
『台湾公国』は台湾を中心とした国家であり、華僑を中心とした経済と、最新技術集積地帯を持つ先進工業国である。
『瑞穂諸島王国』はニュージーランド・フィジー諸島・ニューカレドニア島・バヌアツ諸島により構成された国家で、19世紀末から序々に精密機械工業が発展し始めている。
『呂宗共和国』はフィリピン諸島を中心に構成された国家で、『大日本帝国』唯一の共和制を布いている。
『南洋諸島連合』はミクロネシアとカロリン諸島で構成された国家で、別名『南方要塞』ともよばれている。
『北方諸侯連合』は日露戦争後に獲得した東シベリア地方の国家で、3分の2が広大なタイガで覆われている。




東京に戻った神威は赤坂のとある料亭についた。
料亭に入り、案内されとある部屋へ通された。
部屋には既に人が集まっており、軍人・民間人を問わない様々な人がいた。
中には連合艦隊司令長官である山本 五十六もいた。
「遅くなりました」
「そんな事はなかったぞ。今、月島重工の秦代表と話していたが“例の戦艦”は相当凄いらしいじゃないか」
山本はかなり上機嫌な様子である。
「ええ。今最終艤装に入りましたので、来月に旅順に向け出航いたします」
「そうか」
神威の言葉に頷いた山本はある疑問を口にした。
「しかし、どうやって旅順まで行くんだ?全長300mを越える艦だぞ。米国だってバカじゃないぞ」
「その点はご心配なく。実はある仕掛けを施すのです。米国もさすがに気付けないでしょう」

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