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バトルロワイアル・ショッキングピンク
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バトルロワイアル・ショッキングピンク 1

参加者
柿田中学校3−Bの生徒をランダムに4人参加
男子生徒
大佐賀 京一(男子1番)
主な傾向:穏やかではあるが、暗くネガティブな面を持ちあわしている
主な特徴:左頬に傷、割と整った顔
支給武器:コルトガバメント
本来は出席番号4番

藤堂 和成(男子2番)
主な傾向:無口、なにを考えているのかわからないので不気味がられている
主な特徴:男子にしては長めの髪、白い肌
支給武器:草刈り鎌
本来は出席番号11番

女子生徒
中井 槇(女子1番)
主な傾向:クラスのムードメーカー
主な特徴:茶髪の天然パーマ、丸い目
支給武器:ボウガン
本来は出席番号13番

野間 和代(女子2番)
主な傾 向:典型的な下っ端タイプの不良、リーダー格の三枝に常にくっついていた
主な特徴:背が高い、口が大きい
支給武器:ワイヤー
本来は出席番号15番



プログラム会場
柿田町の一部を電磁柵で正方形に区切った物
人数が4人しか居ないので範囲は極端に狭くエリアも西と東にしか分けられていない
主な施設
西:新幹線を模した遊具のある公園・複数の空き家
東:ボロアパート・コンビニ・クリーニング店
兵士や非参加者の生徒等はアドリブで追加してください

教師兼担当教官
花田弓子先生
主な傾向:いわゆる普通の教師、好かれも嫌われもしておらず卒業すれば忘れ去られるタイプ
主な特徴:丸顔、耳が大きい

秋山奈々
本編開始前に謎の自殺をした生徒
原因は不明で一応受験ノイローゼという事にされている



・・・
野間和代はクリーニング店らしい空間で目を覚ました。
足元には黒い鞄、私物ではなかった。
和代は花田に午後の授業の準備の手伝いをしろ、と言われて以降の記憶がないのに気づく。記憶がない間になにかが起こったらしかった。
「全く、あの女なにしやがったんだよ」
そんな言葉をイライラした顔で呟きながら、とりあえずは謎の黒い鞄を探ってみる。

「なんだ、おもちゃか?」
軽くてあまり物が入っていない感じがしたので、鞄を逆さまにしてぶちまけると小さな拳銃と付属品が出てきた。
映画などに出てくるものに比べて小さく本物を直接見たことがない彼女に25口径の拳銃とサプレッサーよ予備弾倉と分かるのに少し時間がかかった。
「そうか、これなら…」
武器でワイヤーになった時は正直くじ運のなさを呪った。利点はあっても正面から攻撃するのに向いた武器でなかったが、消音拳銃なら拳銃とボウガンにも張り合えそうな気がした。
参加者はランダムで決まると言われていたが、彼女はいなくてもいい人間をリストアップしたのではと思っている。
エリアが狭いから支給された以外の武器が手に入ったのはラッキーと言えた。もしエリアが広ければ、派出所の警官の銃やホームセンターのチェーンソーを先を争って奪取するところだっただろう。
目的など知らないが、命がけのゲームなど想像だにしなかった。しかし、人類の歴史上、狩りに始まって戦争も男が担ってきた。それを思うと自分が不利なのに変わりはない。
こちらも運よく拳銃を手にしたが、射程はストッピングパワーでは京一の45口径が勝る。本来は軍用で堅牢で反動を除いて目立った欠点もない。
和成の西洋大鎌も武器どころか道具としても日本人に馴染みはないが、本場の西洋では民衆の反乱で用いられただろうし、バットや木刀よりリーチがある。
トイレにいく時でも群れるという女子も厳密には派閥があって誰とでも組むわけではない。槇も武器だけでなく、スクールカーストからも自分を見限った。
ボウガンはかつてキリスト教と同士の戦いに用いてはならないと言われたほど強力であったが、支給武器のくじ引きの際に見たのはスポーツ用だったし、矢には殺傷力を高める鏃はついていない。
狙って打てる反面、速射性はない。コミュニュケーションの能力は高くても、一人で緊張を強いられて彼女が集中力を高めれるか怪しいと感じた。

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