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緑目の少女
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緑目の少女 5

ライフの能力は機械を作り替えてしまうことも容易だ。 今回のように、飛行機を潜水艦にすることも。
だが、流石エンジンを作るのが間に合わなかったらしく、足でペダルを漕ぐことでスクリューが回るという簡易式で船体も二人乗りの小型だ。
「狭い〜、漕ぐの面倒臭い〜
てか、これ日本まで行けんの?」
窓から見える海中の景色から進んでいることはわかるのだが、それは魚よりも遅くてまるで遊覧船だ。
「リシャが思いっ切り漕げば時速30キロ位出せるかも。 でもその分耐久性重視だから1000メートル位なら潜れ……」

「はぁ!? 時速30? てめぇ、日本まで何千キロあると思ってんだよ!」
ライフの首を締め上げながら文句をぶつける。
「り、リシャ、苦しいってば! 一回ハワイに戻ってこれを改良するなり、別の方法を考えようよ。」


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